一つは「揺さぶられっ子症候群」を心配されているのでしょう。これは新生児~生後6か月未満の乳児がなりやすいと言われており、ある程度体が成長した児童では多少揺すられた程度ではなることはありません。6か月未満のお子さんでも普通にあやすくらいならもちろん大丈夫です。やっていけないのは、頭が前後にガクガクゆれるほど強く揺すったり、赤ちゃんを空中でキャッチボールするように投げたり、20分~30分も体全体を揺さぶり続けることです。
そして赤ちゃんを寝かしつけるのに毎晩ヘトヘトになって大変ですよね。このころの赤ちゃんの寝付き方は様々で、寝付くまでひたすら大泣きする子、興奮してはしゃぎだす子、甘えだす子などその子によって違います。疲れているとぱたっと眠ることもあるので、早寝早起きのリズムを付け、昼間はたくさん運動をさせると良いでしょう。
また1歳4カ月だと大人の言葉も理解してくれます。「ねんねしようか」と話しかけ、布団に一緒に入ってあやすなど、寝るときは布団に入るという習慣をつけてみたらいかがでしょうか?すぐには布団で寝ることはできないかもしれませんが、毎日続けることで「ねんね=布団で寝る」と覚えてくれるかもしれませんね。お母さんも寝かさなきゃと思わず、一緒に穏やかな気持ちで寝ることも大事なことですね。寝付くまで毎晩付き合うのは大変ですが、ママに抱っこしてもらい、声を聞くことで赤ちゃんは安心できます。たくさん抱っこして愛情を注いであげてください。
(増田 寛子/ 助産師)