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子育てお悩み Q&A

子どもとの関わり方

    
Q1

1歳の息子の上手な寝かせ方を教えてください

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1歳4ヵ月の息子は、私が抱っこして左右に揺らさないと寝付いてくれません。毎晩、へとへとになります。 毎晩10~15分かけて赤ちゃんを揺らす行為が脳に悪い影響を与えないかと心配もしています。 添い寝だけで寝付いてくれるといいのですが。上手な寝かせ方はありますか。(福井市、30代母親)

A1

一つは「揺さぶられっ子症候群」を心配されているのでしょう。これは新生児~生後6か月未満の乳児がなりやすいと言われており、ある程度体が成長した児童では多少揺すられた程度ではなることはありません。6か月未満のお子さんでも普通にあやすくらいならもちろん大丈夫です。やっていけないのは、頭が前後にガクガクゆれるほど強く揺すったり、赤ちゃんを空中でキャッチボールするように投げたり、20分~30分も体全体を揺さぶり続けることです。

そして赤ちゃんを寝かしつけるのに毎晩ヘトヘトになって大変ですよね。このころの赤ちゃんの寝付き方は様々で、寝付くまでひたすら大泣きする子、興奮してはしゃぎだす子、甘えだす子などその子によって違います。疲れているとぱたっと眠ることもあるので、早寝早起きのリズムを付け、昼間はたくさん運動をさせると良いでしょう。

また1歳4カ月だと大人の言葉も理解してくれます。「ねんねしようか」と話しかけ、布団に一緒に入ってあやすなど、寝るときは布団に入るという習慣をつけてみたらいかがでしょうか?すぐには布団で寝ることはできないかもしれませんが、毎日続けることで「ねんね=布団で寝る」と覚えてくれるかもしれませんね。お母さんも寝かさなきゃと思わず、一緒に穏やかな気持ちで寝ることも大事なことですね。寝付くまで毎晩付き合うのは大変ですが、ママに抱っこしてもらい、声を聞くことで赤ちゃんは安心できます。たくさん抱っこして愛情を注いであげてください。
(増田 寛子/ 助産師)

Q2

赤ちゃんを上手にあやすには?

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生後5カ月の長女が泣いたり、ぐずったりしたとき、どうしてもうまくあやせません。初めての子で祖父母と同居しておらず、相談相手で身近にいないので悩んでいます。生後5か月ごろの赤ちゃんは何に興味を持って遊ぶのかが分かれば、うまくあやすことができそうなのですが。(越前市、20歳代母親)

A2

5ヵ月の赤ちゃんは大体首も座り、寝返りができはじめる時期です。視野も広がり、動くものや興味のあるものを見つめ手で触ろうとしたり、音楽を聴いてリズムに反応したりするお子さんもいるでしょう。

赤ちゃんのタイプも様々、遊びの好みもちがうでしょうから、まずは色々試してみましょう。例えば、お母さんが歌を歌ったり、絵本を読んだりしてみてはどうでしょう。赤ちゃんの好きなおもちゃを目で追わせて手でつかませてみたり、腹ばいにしていつもと違う姿勢を取るなど体を使って遊んでみたり、ベビーマッサージをしてあげるのもいいでしょう。

それでも二人っきりで何をやってもうまくいかない時には、思い切ってお出かけしてみたらどうでしょう。公園へお散歩に行くにはいい季節になりました。さらに、あなたの住んでいる地域には子育て支援センターや児童館があります。そこは子育て中の親子が遊びに行ける場所です。そして、そこには子育てするママ達を支えてくれるスタッフもいます。保育園や幼稚園には開放日があり、そこにも同じように子育てするママが赤ちゃんを連れて集まっています。場所や時間が分からな変えれば保健センターに問い合わせてみてください。色々教えてもらえます。赤ちゃんはお友達とふれあえ、ママにもお友達ができるかもしれませんし、スタッフにも相談できるので1石3鳥です。あれこれ試してみて、子育てライフを楽しんでくださいね。
(塚原 敦子/ 助産師)

Q3

年の差姉妹が両方楽しめる遊び場は?

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小学中学年と幼稚園年少の姉妹がいます。休みの日などに2人を連れて遊びに行くのですが、どうしても妹でも遊べるような場所に行くことが多く、姉がつまらなさそうにしています。年の離れたきょうだい両方が楽しむにはどんな場所がふさわしいでしょうか。(福井市、30歳代母親)

A3

姉妹の年齢が離れていると、競い合うことが少なくなると同時に、同じ物を必要としなくなったり、行動を共にすることがなくなったりします。自然に遊びの内容、質も異なってくることもあります。双方、満たされた時を過ごさせてあげたいと思っておられるお母さん、年齢差を踏まえて遊び場所を選ぶのは難しいですよね。 でも、大人から見て、どちらかがつまらなそうにしていても、持続性をもってみているとお姉ちゃんが遊びを伝えたり、サポートしてあげることで年長者としての自覚ができ、妹はお姉ちゃんって頼もしいと敬ったりして相互に成長しているのではないでしょうか。

いつでも楽しんでほしいという義務感をもたず、見守っているという安心を作ってあげていれば十分だと思います。 ご質問の遊び場所の紹介ですが、既に利用されているかもしれませんが図書館や児童館といった施設はいかがでしょうか。様々な本に出会えたり、異年齢同士、自然に交流できたりします。親子間、姉妹間の距離をおいて過ごすことによってお子さんの違った発見があったりします。イベントなどに参加してもいいですね。

また、戸外で過ごすより室内で過ごすことが多くなるこの時期、かるた、トランプといったゲームを家族中で楽しまれるのも一計です。 もうひとつのおすすめとして、クッキングはどうでしょう。一緒にメニューを考え、役割分担をして作るといった過程は大切な食育であると同時に家族としての絆も深まるのではないでしょうか。

他にも子どもたちが楽しめる遊びや場所がいろいろなところに点在していると思います。ゆっくり探してみられてはいかがでしょうか。きっと居心地がいい場所が見つかると思います。
(鳥居 ひとみ / 保育士)

Q4

3歳の娘が父親になつくには、どんな遊び方があるのか?

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3歳の一人娘の父親です。自分は男兄弟の中で育ったためか、幼い女の子への接し方が分かりません。おままごとや人形遊びを好むようですが、勝手が分からず、戸惑っています。娘に父親の気持ちが通じるのか、私より母親である妻とばかり遊んでいるので、寂しいです。父親としての娘への接し方や、娘が父親になつく秘訣を教えてください。(鯖江市、30歳代父親)

A4

お父さんも、かわいい娘さんと楽しく遊びたいですよね。人形やままごと遊びが好きなようですが、女の子だからと遊びを決めなくても良いと思います。お父さんと何かを一緒にするだけでもうれしいと思います。二人で散歩に出かけ、道端の花を一緒に摘んだりトンボやセミを捕まえたり肩車をしてあげたり、公園でもあれば固定遊具に乗せてあげたり大きめのボールでキャッチボールやサッカーもできそうですね。

またお父さんの好きなことを見せてあげたり、させてあげたりして行くうちに母親とは違う楽しさを感じていくと思います。ままごとや人形遊びに戸惑いを感じるようなら、その部分はお母さんにまかせてもよいと思います。ただし流れでそうなったときは、「いってきます」「ただいま」などと声を掛けてみてはいかがでしょう。きっと娘さんはお父さんとままごと遊びをしている気持ちになると思います。仲良しになる一案としてお父さんが簡単なマジックを覚えられたら如何でしょうか。大人から見ると当たり前の手品でも子どもは本当に驚いて「私のお父さんは凄い事ができるんだ」と思い今まで以上に自分から接して来るかと思います。

お父さんが少しでもお子さんとの時間を持つことができれば、お母さんは家事ができ感謝されそうですね。
(木谷 眞知子 / 保育士)

Q5

運動音痴の私(父親)が5歳の息子とうまく遊ぶには?

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父親の僕自身が運動音痴です。カナヅチですし、自転車や側転、なわとびも教えるのが下手です。5歳の長男とうまく遊ぶにはどうしたらいいでしょうか。(坂井市・30歳代父親)

A5

お父様が、運動音痴だという事ですが、5歳の息子さんが お父様に求めておられる事は、何でも完璧にできるスポーツ万能の父親ではないと思います。 『お父さんが、ぼくと一生懸命遊んでくれた』 というその過程が、大切であり、よき経験となると思います。

5歳でしたら、“かけっこ、ボールあそび、おにごっこ”など簡単なあそびをするだけでも、とても喜んでくれると思います。 子どもは、お父さんが自転車や側転、なわとびなどを教えるのが下手でも、カナズチでも お父様のことが大好きです。自信をもって水泳、自転車、体操(側転)、なわとびがもっと楽しくなるよう言葉かけをし、できたときには一緒に喜んであげるといいと思います。

お父様らしく・・・・・ 決して意気込んで、うまく遊ばなきゃ!!なんて思わなくてもいいと思いますよ。
(角野 菜美 / 保育士)

Q6

大泣きする赤ちゃんを父親が見る時は?

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生後6カ月の長女は妻がいないと分かると大泣きします。仕方なく妻がどこに行くにも長女を連れて行っているのですが、妻がいらいらすることが増えています。僕が子守をして泣かせないようにするにはどうしたらいいでしょうか。(越前市・30歳代父親)

A6

お母さんがいないと赤ちゃんが大泣きして、お父さんも何とか力になりたいと思っておられるご様子が伺え、そのお気持ちが何よりお母さんの支えになっていると思います。

さて、赤ちゃんも生後6か月頃になると、仰向けや腹ばいで遊んだり、寝返りしたりもするようになってきますね。自分でおもちゃを掴んだり、自分の手足で遊んだり、人の顔の区別もついてくるなど、運動面、情緒面が発達してきます。 日頃、お父さんは赤ちゃんの相手をしたいのに、すぐに泣かれてしまうので、お世話ができない感じでしょうか。いざ、お母さんがお出かけの時に赤ちゃんの世話をしようとすると、お互いが慣れていないため、大泣きになってしまうのかもしれません。

まずは、普段、赤ちゃんのご機嫌の良い時に、お母さんとお父さん一緒に、赤ちゃんをくすぐったり(スキンシップ)、おもちゃで遊んだり、お母さんにそばにいてもらいながら、おむつをかえたりしてはいかがでしょうか。そのように関わっていく中で、赤ちゃんは、あやしてくれるお父さんの声、ゆったり、がっしり抱っこしてくれているお父さんのぬくもりを感じ取って慣れていってくれると思います。また、お二人で子育て支援センターなどを利用されておくと、お二人双方の心強い味方にもなると思います。 赤ちゃんの大泣きも成長の一過程で、自然と収まってきます。これからもお母さんへのねぎらいの言葉かけをされながら、赤ちゃんとの楽しいふれあいの時間をもっていってくださいね。
(木下 恵美子 / 保健師)

Q7

父子家庭で娘にどう接していけばよいか不安です

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1年前に妻と別居し、離婚にまでは至っていないのですが、6歳の娘と2人暮らしをしていて、父子家庭状態です。会社の残業が多く、その際は親類宅に預かってもらっていますが、この先、うまく子育てしていけるか心配です。小学高学年や中学生にもなると、女子特有の発達についての悩みに答えられるかも不安です。母親の愛情が欠けると、どんな性格になるのかも不安です。(福井市、30歳代父親)

A7

先ず一つ目ですが、福井市ですと親子共に福井市に住所があれば、24時間養育してくれるショートステイや22時まで預かってくれるトワイライト事業があります。事実上のひとり親家庭なら受けることができます。親戚が不都合な時など利用されてはいかがでしょうか。手続きなどは福井市の子ども福祉課でお尋ねください。 二つ目の成長時における女性特有の問題は学校で学習します。男性には見えない細かいヒダの部分や心配な点は、学校の保健の先生に相談され、用意しておくことなどを伺ってはいかがでしょうか。

最後のお母さんの愛情がないとどんな性格になるのかという質問ですが、俗に男っぽいとか喧嘩早い、非行に走るとか言われますが両親が揃っていてもそんな子はいますし一概には言えません。問題は、両親がいる・いないに関係なく子育ての基本は愛情にあることです。

大事なことは、子供の背丈まで腰をおろし目線を合わせ、大人に接するのと同じ感覚で話してあげることです。子供と思っていても、6歳ですと大抵のことは理解でき、お父さんの考えや気持ちは必ず伝わります。そして、どんな状況で別居になったとしても、お子様がお母様に対して悪い印象を持つような言葉は避けるようになさってください。「母親」に対して悪いイメージが作られる可能性があるからです。
(北村 清惠 / 社会福祉士)

Q8

娘が祖父母にべったりなのは母親の愛情不足?

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2歳の娘が、母親の私よりも同居している祖父母になついているような気がします。仕事に出ているので帰宅後はできるだけスキンシップを、と思うのですが、寝るときまで「ばあちゃんと」と言って聞きません。愛情不足なのかと思うと、母親として悲しくてたまりません。(鯖江市、20歳代母親)

A8

子育てをしながらのお仕事は、色んな苦労や心配ごとがありますね。 お子さんは、日々の生活の中でおじいちゃんやおばあちゃんも自分にとって大好きな一人の大人と思っています。まだお子さんの思いに優先順位はないのです。祖父母が子育てに参加することは、母親には生活に余裕が生まれ、お子さんにとっては安らぎが増えるなど良い影響を与えます。

第1子のお子さんですと周りの大人との関係が中心ですね。やがて、兄弟やお友だちとの交わりの中で成長に伴い気持ちの表わし方にも変化が生まれ、お子さんから母親を強く求める時期も来ることでしょう。母親は、お子さんにとってますます特別な存在になっていきます。 平日は割り切って、祖母が孫育てを負担に感じていないのであれば頼ってもいいのではないでしょうか。お子さんが眠る前は、「おばあちゃんと寝る前に○○ちゃんの好きな絵本を見ようね。」と誘ってみてはいかがですか。母親が愛情をこめて読む一冊はお子さんの心地よい眠りに繋がることでしょう。

子育ては、一人では頑張れません。いつでも家族に甘えていいのです。日頃お子さんを見て頂いていることに感謝をしながら互いに出来るところを助け合い、子どもにとって無理のない環境を作っていきましょう。休日は、親子でゆったりとスキンシップの時間がとれるといいですね。
(南 祥子 / 保育士)

Q9

祖父母と子育ての考えが合わない場合は?

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小3と小1の子どもの面倒を見てもらっている祖父母と、子育ての考え方が合いません。祖父母はとても厳しく、子どもにそこまで…と思うことで叱ります。わたしはもっと自由に育てたいと思っています。考え方の違いで子どもが混乱するのではないかと心配です。(越前町、40歳代母親)

A9

祖父母様がお二人のお子様方にとても厳しく、子どもにそこまで・・・と思うことまでお叱りになられる点が親として気にかかるのですね。 40歳代のお母様ですと祖父母様の年齢は60歳~70歳代ぐらいになられるのでしょうか?世代が異なると育ってきた時代背景、価値観等がかなり違っていると思われます。

厳しく躾て子どもを伸ばそうとした時代を経て、良いところを褒め子どもの能力を伸ばそうとする教育が、昨今優先的に子育てに取り入れられてきました。 低学年の二人のお子様は、大人の言うことは正しいと思い、聞こうとする年代です。「人として、行ってはならないこと」や善悪の判断を身につける基礎を築く時期です。優しく接するだけでは駄目ですが、躾が厳しすぎて、子どもらしいのびのび感がなくなってしまうのは、大きな問題だと思います。

自然に親しみ、十分に遊び、のびのびとした子どもらしさを身につけることは、お子様が大きく成長される過程でとても大切です。そのことを考えると、まずは、お父様、お母様が、祖父母様と関わる機会を増やし、子育てについて十分話し合 うことが大事だと思います。時間をかけ、祖父母様に子育てについてのご両親の考え方を分かってもらえるような働きかけがベストだと考えます。 いつの時代でも相手の気持ちを理解する秘訣は、お互いに十分なコミュニケーションをとることだと思います。
(増田 博子 / 教諭)

Q10

つい手を上げてしまい、後で後悔します

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子どもが悪いことをした時や言うことを聞かない時、とっさに手が出てしまいます。強くたたくわけではないのですが、最近ではちょっとしたことでも子どもが身構えるようになってしまいました。知人らは「どこの家も同じ」と言いますが、後で後悔します。(越前市、30歳代父親)

A10

お子さんとのやりとりにご苦労されていますね。子どもにイライラさせられ、つい大人側が感情的な対応をしてしまうことはよくあることです。もちろん手を挙げないに越したことはありませんが、その後のフォローが大切だと思います。特に幼児期の子どもは怒鳴ったり叩いたりしても、叱られた理由を十分理解できず、親に愛されているか不安になるものです。落ち着いてからでよいので、どうしてほしかったのか話し、「怒ってごめん、ほんとは大好きなんだよ」と伝えることをお勧めしたいと思います。お互いの思いを語り合うことはお子さんの人間関係を築く力も育てるのではないでしょうか?

またお子さんに指示を伝える効果的な方法をご紹介します。

子どもの心理特性として、褒められても叱られても親が自分に向き合って関わってくれることを好みます。まず普段から、繰り返して欲しいことはたくさん褒め、逆にお子さんの行動で「してほしくない行動」については、叱らなくてよいよう、事前に回数や時間など制限を設けて約束をしておくとよいでしょう。周囲の気をひきたい行動には知らん顔で相手をしないなどの工夫が効果的と言われています。
(芦原 みどり / 保健師)

Q11

つい手を上げてしまう自分(父親)が嫌になります

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小学5年生の長男が年の離れた次男とけんかしたりするとき、ついつい大声で叱って手をあげてしまいます。ほっぺをたたいたり、頭をげんこつでたたいたり。もちろん手加減はしていますが、長男はショックを受けるらしく、最近では、怒られると分かると手で頭を覆うなど身構えるようになってしまいました。息子をおびえさせてしまう短気な自分が嫌になります。(越前市、30代父親)

A11

お父さんはえらい!だって たいていこういう質問はお母さんから受ける事が多いのです。それだけお父さんが子どもの事を気にかけ、子育てに拘わっているという事ですから。それに、きちんと自分が短気な性分だという事を分かっておられる。人間どうしてもイライラしたり、腹が立つと感情が先走り、手を出したりしてしまうというのもよく分かります。

でも考えて見て下さい。小学5年生というと、小さな乳幼児と違い、なぜ叱られているのかを十分理解でき、又、傷つきやすい年齢です。本当は弟の方が悪い事をしてケンカを始めたのに、いつも自分が叱られてばかり。言い返したいのに、その前にお父さんの手が出てと、なんとも言えない理不尽な気持ちと、またたたかれるという恐怖で身構えてしまう。彼の精一杯の抵抗でしょう。なんだか彼もお父さんも可哀そうになってきました。

でも子どもはどんどん大きくなります。やがて形勢逆転、親に手をあげる様になるかもしれない。そして親父がやっていたのだからと自分の子に手をあげるかもしれない。負の連鎖というやつです。 お父さん、今 気付いて良かった!今ならまだ大丈夫!頭に血が上ったら「1.2.3」と心の中で数え、一呼吸おく事を覚えましょう。そして「どうした?」と彼の話を聞いてやって下さい。それでも手を出しそうになったら、その場を離れましょう。 子どもとの大切な人間関係を築いていくのはこれからです。お父さん ファイト!
(重兼 和美 / 保育士)

Q12

娘と話す時間が持てず、成長するにつれ心配です

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小学6年生の一人娘の母です。共働きで帰宅が夜9時すぎになるので、母娘でじっくり話す時間が持てません。夜は近くに一人暮らしをしている夫の父親(祖父)宅で過ごしています。思春期特有の体調の変化の相談に乗ってやれず、娘も忙しい私を気遣っているのか、そのような相談を持ちかけてきません。このままでよいのでしょうか。(敦賀市、40代母親)

A12

ご相談ありがとうございました。 仕事と子育ての両立は、様々、大変なことがあるのではと推察いたします。 下校後はおじい様と過ごすなどご家族の協力がなによりですね。 普段はゆっくりお子様と話す時間を取るのは中々難しいでしょうね 毎日は無理でも,休日などに散歩や買い物など母と娘で過ごす時間をとってみてはいかがでしょうか。交換日記やミニレターなどの利用も効果的です。

男女共に小学校高学年あたりから,少しずつ身体の変化も始まってきますね。 親には言わないことも友達同士で話すことも多くなる年齢です。友達を家に招くなどして子ども達の様子を知るのも良い方法かと思います。 また、学校の保健室には養護教諭という保健の専門家がいます。担任の先生とは別に保健室で気軽に話をしたり相談したりすることもできます。保護者会などで学校に行かれた時に保健室を訪れてみてはいかがでしょう。きっと良い相談相手になってくれると思います。

「いってきます」「ただいま」「お帰り」という毎日の挨拶の声や表情も大切なポイントです。ほんの少しの時間でも顔を合わせるようにして,何かが違うという変化を感じ取っていただけると親子共に安心できるのではないでしょうか。 そして、長期の休みには母と娘との旅行というのも良いですね。お子様はお母様の頑張っていらっしゃる様子を見て、自分も頑張ろうと励んでいらっしゃるように思います。 どうぞ無理をなさらずに日々お過ごし下さい
(日下 純子/ 保健師)

Q13

仕事で息子と会話の時間がなく、寂しい思いをさせているのでは?

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5歳の息子の母です。共働きなので、保育園が終わった後、私の実家で息子を夜9時ごろまで預かってもらっています。夜、うとうとしている息子を実家に迎えに行く毎日で、園での出来事など話を聞いてやれません。小さい息子に寂しい思いをさせています。せっかく続けてきた仕事ですが、やはり私が退職するか、パートに切り替えるべきでしょうか。(敦賀市、30代母親)

A13

働く母親にとって、仕事と子育てのバランスのとり方は、誰もが直面する悩みです。 ご相談者の方も夜9時までご実家に息子さんを預ける毎日で、親子のコミュニケーションの時間もとれずにお悩みの事とお察しいたします。確かに5歳の息子さんにとって、夜の9時まで待つことはとても長い時間だと思いますが、お仕事を辞めると決断される前に、今の息子さんとの関わり方を見直されてはいかがでしょうか。

例えば、迎えに行ったあと息子さんがまだ起きているようなら5分でも会話をするよう心がけてみてください。「いつも待っていてくれてありがとう」など息子さんを抱きしめ大切にしている思いを伝えてみてください。字が読めるようなら手紙を書くのも良いかと思います。また時間があるときは、息子さんと外で体を動かして思いっきり遊んであげてください。子どもは普段我慢していることがあっても外で遊ぶことでそれを発散することができます。大人が子どもと遊ぶのは意外に大変ですが、子どもは必ず元気になるので試してみてください。さらに可能ならば、親の働く姿も見せてあげましょう。息子さんがご実家で待っている間にお母さんが頑張って働いている姿をイメージしやすいからです。

大切な息子さんの成長と同様にお母さん自身の人生も幸せになれるよう、決して無理をせずに、できることから試してみてください。
(村上 博子 / 社会福祉士)

Q14

共働きで、延長保育を渋る娘が心配です

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4歳の娘の母親です。共働きなので、保育園で夜まで延長保育をしてもらっています。最近、夕方になると娘が園で「早く家に帰りたい」と泣くようになり、朝も登園を渋るようになりました。転勤族なので、近くに頼れる実家や親類もいません。この先心配です。(福井市、30代母親)

A14

ご両親が働いておられ、忙しい毎日お疲れ様です。 お子さまが、保育園に元気に通って過ごしてくれる事が、ご両親の何よりのパワーの源となるのでしょうね。 でも、お子さまが元気なくて「早くお家に帰りたい!」と言われるとお母さん自身もお仕事をしていても心が痛むことでしょう。

お母さんが困ってしまわないように、どうしたらよいか考えてみましょう。 同じように共働きをしている方が保育園や近所におられませんか?一緒に話せる友だちを見つけ、お休みの日に親子でおしゃべりをしてみるとどうでしょう。 また、お父さんや職場の方に相談して、延長保育をしなくてもよい日を月に1~2回でもお願いできないでしょうか。 カレンダーにお母さんと一緒に○印をつけて「この日は、お母さん、早くお迎えにいけるからね」など、わかるようにしておくと、その日を楽しみにして、笑顔で保育園に行けるかもしれません。 そして、お母さんやお父さんは、○○ちゃんが大好きで、お母さんも早くお迎えに行きたいと思っている事や遅くまで保育園で待ってくれてありがとうという思いを伝えてあげてください。

保育園では、お子さまが安心して過ごし、楽しく園生活を送れるように1人ひとりを大切にして保育にあたっております。家庭だけで解決しようと思わず、保育園の先生にお子さまの気持ちやお母さんの気持ちを伝えてみてください。お母さんが楽になると、笑顔が増えてくると思います。一緒に子育てをしていきましょう。
(村上 千惠子 /保育士)

Q15

祖父母と育児の考えが合わないのですが・・・

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同居する両親と私たち夫婦の間で、小学4年生の長男の育児方針が合わず、困っています。おもちゃやゲームソフト、漫画本を欲しがる場合、誕生日まで我慢させたい私たちに対し、両親(祖父母)はすぐに買い与えます。食事マナーが悪く、私たちがしかろうとすると、両親は「きつくしかると、萎縮する」と言って、しかろうとする私たちを責めます。子どもを甘やかせるのはよくないと思うのですが…。(越前市、30歳代父親)

A15

核家族が多くなった昨今ですが、三世代が同居されて子育てをされていることは、素晴らしい事だと思います。子育ての考え方は、人それぞれ違うので、子育てにかかわる人数が多くなるだけ、ご苦労もおありでしょう。今回のご相談の小学4年生のお子様ですと、我慢することも教えていかなければなりません。

買い与えについては、一度祖父母を交え話し合いの時間を持たれてはいかがでしょうか。その際、祖父母の気持ちに感謝し、誕生日までは我慢させたい旨を伝え、協力をお願いしてみましょう。ただ、お子様の前で、子育てについて家族が言い争うことは、避けましょう。食事マナーについても、大切な事ですので、親自らが手本となるよう心がけ、知らせていけたらと思います。食事のマナーが気になっても、まずいい点を褒め、そのあとでやさしく知らせ、決してきつく叱る事がないよう気を配っていきたいものです。

同居での子育ては、今回の問題に限らず、様々な問題が起こる可能性があります。これからも、両親は子育ての責任を持ちしっかりとした考えで、祖父母は両親よりちょっと距離を置いた視点でかかわって頂けたらと思います。お子様は、世代の違う方と接することにより、多種多様な考え方を学び、成長されていくこと思います。祖父母と同居しての子育てをマイナスととらえるのではなく、多様な価値観の中で子育てをできるということは、お子様にとっても大変恵まれた環境であると考えたいものです。
(徳山 くみ子 / 保育士)

Q16

父子家庭で病弱な祖父母に子を預けています

+

妻と別居中で、小学4年の長男と父子家庭状態です。自分が残業で帰りが遅いときは、近くに住む両親(祖父母)宅に預かってもらっています。祖父母は体が弱く、このまま甘え続けていいものか不安です。祖父母世代で元気な人が多い地域の子育て力や、公的サービスに頼りたいとも思うのですが、どうしたらよいでしょうか。(福井市、40歳代父親)

A16

ご両親は「身体が弱く」とあります。その程度はわかりませんが、4年生ともなれば、お留守番や、教えれば簡単な調理も出来ます。ただ、一人でお留守番をして御父さんを待つより、お子さんが、病弱なご両親のお手伝いをして過ごすのはいかがでしょうか。ご両親はお子さんを、お子さんはご両親の見守りの時間になります。その間、お子さんは教科書にはない学びの時間を過ごせますし、ご両親は、お子さんの力を借りながら、家事も出来るのではありませんか。三世代が合わさることで、助かることが一杯あるように感じます。

また、福井市では、地域ぐるみで子育てを支援する、福祉・家事援助サービスがあります。ひとり親の子育て支援や、高齢者を対象にした掃除や買い物、軽作業も含めた見守りなど日常生活に関連したものです。ご両親が、介護保険にかからない方でしたら、こうしたサービスを利用され、不自由と感じておられる部分を補ってみてはいかがでしょう。

詳しくは、福井市役所の子ども福祉課や福井市シルバー人材センターにお尋ねください。 助け合う関わりの環境のなかで大きくなるお子さんは、きっと優しい人に育つでしょうね。
(北村 清惠 / 社会福祉士)

Q17

夫をイクメンにするにはどうすればよい?

+

生後10カ月の娘の母親です。会社員の夫が子育てを手伝ってくれず、悩んでいます。おむつ替えもしてくれないし、夜泣きしたときにあやしてもくれません。子ども嫌いなわけではなく、一緒に遊んだりはしてくれますが、手間のかかることはやりたくないようです。私はこの先、育休明けで会社に復帰する予定なので、なおさら育児を夫婦で協力しなければやっていけません。夫をイクメンにする方法はないでしょうか。(敦賀市、20歳代母親)

A17

まもなく1歳の御誕生日を迎え、お母さんも職場復帰されるのでしょうか?お仕事が始まると、お子さんをどこかに預けて出勤、帰宅後の家事・育児と忙しさが予想され、ご心配なことも多いのでしょうね。

ご主人が子育てを手伝ってくださらないとのことですが、もしかしたら、何を手伝ったらいいのかわからないのかもしれません。一口に育児といっても、おむつ替えや、食事、着替え、入浴など赤ちゃんのお世話は、若いお父さんにとっては難しいことが多いでしょう。泣き出したらどうしよう、おむつ替えで服を汚したらどうしようなどと、不安ばかり先立っているのかもしれませんね。お父さんも父親一年生です。まずは簡単なお手伝いからお願いしてみてはいかがでしょう。ひとつひとつが挑戦で、経験を重ねて自信をつけていってくださると思います。そして「ありがとう、助かったわ」と、お母さんから感謝の気持ちを伝えることでさらに子育てに協力してくださるのではないでしょうか。

赤ちゃんにとって一番うれしいのは、お父さんとお母さんがいつでも仲良く笑顔でいること。一緒に子育てをしながら楽しい時間を過ごせるといいですね。 また、父親の育児参加について各市町や子育て支援センターが中心となって「お父さん教室」や「ふれあい広場」など開催しています。お父さんとお母さんと一緒に参加し、親子で楽しいひと時をお過ごしくださいね。
(池田 さだ子/ 保育士)

Q18

息子が旅先でも勉強すると意気込んでいるのですが・・・

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中学受験を目指している小学6年生の息子を連れて、近々、家族で2泊3日の東京旅行に行きます。塾では「夏休みが受験勉強の正念場」と言われていて、本人もその気になって一生懸命に受験勉強をしています。旅行先にも勉強道具を持ち込み、夜に旅館で勉強すると意気込んでいるのですが、せっかくの思い出づくりの旅行なので、親としては複雑な気持ちです。本人の意欲を尊重するべきか、それとも旅行中は勉強のことを忘れて楽しんでもらうべきか、そもそも旅行を計画すべきではなかったのか、悩んでいます。(福井市、30歳代母親)

A18

ご家族恒例の夏休み家族旅行を今年もご家族全員で心待ちになさっているのですね。毎年良き日々としてお過ごしなのでしょう。

夏休みは24時間×40日=約1,000時間もの自分時間があります。学習範囲の大まかな骨組みを頭の中にしっかり定着させておきたいところです。それが出来ていれば今後出てくる学習内容のひとつひとつがどの骨に繋がるものであるかが分かり課題を理解すると共に全体像がはっきりしてきます。そのような事から大きな発見をしていき楽しさにつながります。勉強は面白いのです。

息子さんは、夜は旅館で勉強するとおっしゃる勉強好きなお子さんですので家族旅行は実施されては如何でしょうか。ご両親様も他のご兄弟も読書タイム、明日の下調べ等をされて静かにお過ごしください。受験日にはまだまだ時間はあります。今回は特別善き思い出の家族旅行になられるでしょう。合格をお祈りいたしております。
(近藤 真由美 / 教諭)