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子育てお悩み Q&A

子どものしつけ

    
Q1

ゲームに夢中な5歳の息子への対応は?

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5歳の次男のことですが、6歳離れた長男にくっついて、同じ遊びばかりしています。携帯型ゲーム機やテレビゲーム、アニメ番組などです。早くからそんなことに興味を持ち、ブロックやカード遊びなど知育玩具には見向きもしません。長男が5歳ごろのときは、知育玩具で遊ぶのが大好きで、そのせいか、言葉を覚えたり、計算ができるようになったりするのが早かったのですが。年が離れた兄弟だから仕方がないのでしょうか。(敦賀市、30歳代母親)

A1

今のままでは心配でお兄さん同様の育ちをしてほしいというお母さんのお気持ちに添って話を進めさせて頂きます。 弟さんは既にゲーム等の楽しさを知っているので、完全に止めるのは難しいと思われますが、ルールを設けて時間を決めたり、お兄さんにも手伝ってもらったりして一緒に知育玩具を楽しむ事から始めたら如何ですか?楽しく過ごす中にも簡単なルールを守る事は社会のルールを守る事にも繋がっていきます。お兄さんにとってもゲームの時間が減ったり、兄弟の結びつきも深くなったりする利点があります。そして、晴れていたら積極的に外にも連れ出してあげて下さい。お家の内にも外にも楽しい遊びが沢山ある事を体験させてあげて下さい。

我園でも時々、同様な相談を受けますが「ゲーム・アニメは○○分にしようね。お母さんやお家の方のおっしゃる事を聞こうね。他の遊びもしようね。」などとお家でのルールを守る様、本人に話をして、かなりの相乗効果が出ています。もし、通園されているのなら是非、園の方にも相談してみて下さい。

ゲームばっかりと嘆きつつ仕方なく見逃していたら、PCのプログラマーになったという例もあります。色々な可能性を秘めているお子さんですから、ゲーム・アニメも含めた上で沢山の体験をさせてあげる気持ちで接してあげては如何ですか? 最後にお子さんの健やかな育ちの為には、周りの大人の熱意、協力そして我慢も不可欠です。焦らず続けて下さい。
(森瀬 利穂 / 保育士)

Q2

ゲームの他に、家の中で遊べるものは?

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小学校低学年の子どものことです。小学校から帰ってきてから、お友達と遊ぶのですが、ゲームばかりしています。親としては、外で遊んだり、何かをつくったりするとか、感性や創造力を育むような遊びをしてほしいと思うのですが、どういう遊びが望ましいのでしょうか。これから寒い時期を迎え、おうちのなかで過ごすことも多くなるので、おうちの中でできる遊びやゲーム以外の遊びに興味をもたせる方法を教えてください。(福井市、30代母親)

A2

子ども達を取り巻く社会環境の変化で、同じお悩みを多くの方がお持ちと思います。ここでは、私自身の子育て、教職体験、地域でのボランティア活動を通して得たこと、学んだことから三点お勧めしたいと思います。

まずは、親自身が子どもと身近なもので遊びを楽しむことです。ゲームや市販の玩具類は、巧くはできていますが、創造性を育む余地には欠けますね。例えば、段ボールを使って、共に何かを作ってみたらどうでしょう。子どもは、生来の発明家です。動物、恐竜、乗り物・・思いつきもすごければ、そこからの広がりにも驚かされます。お子様は作る喜びを共有することで、次は一人で作って、見せにくることもあるでしょう。牛乳パック、トレー、空き箱・・材料は転がっています。

二点目は、小学校の一教室を「遊びの部屋」として開放した経験からです。そこには、将棋、独楽、けん玉、オセロ、トランプ、折り紙など、一人で、二人で、多人数でと遊べるシンプルなものを置きました。子ども達は、本来の遊び方をより発展させて、実に面白い遊びを作り出していました。独楽は、出来るまで挑戦しますし、友達とも競い合います。ご家庭にも取り入れられるのではと思います。

最後は、児童館など近くの放課後解放の機関の利用もお勧めします。私は読み聞かせに行っていますが、お話を聞いたり、ホールで友達と体を動かしたりもいいものですよ。 遊びは成長に欠かせません。お子様の遊びへの後押しになればと思います。
(西山 式子 / 教諭)

Q3

スポーツに興味をもたせるには?

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小4の息子の父親です。息子とキャッチボールをするのが夢でしたが、実際は平日が残業で帰宅が遅く、土日も仕事が多く、息子との時間がとれません。息子は母親である妻と接する時間が多く、スポーツへの興味を持つきっかけがありません。そのせいか、息子が友達とスポーツをして遊ぶ姿を見たことがありません。私のせいで友達関係が希薄にならないか心配です。(越前市、30歳代父親)

A3

子どもの成長を願い、父親としてもっと積極的に息子さんに関わりたいと思っているお父さんの気持ちが伝わってきます。子育てでお父さんの役割はとても重要です。でも、忙しくて時間が取れないお父さんに代わって、スポーツの楽しさを教えてくれる人は地域にたくさんいます。息子さんが自分から進んで大人の指導を受けようとしないのは、野球やサッカーなど子どもに好まれるスポーツが、ちょっと苦手だからかもしれません。

しかしスポーツにはたくさんの競技があり、今後息子さんが自分でやってみたいと思うスポーツに出会える可能性は十分にあります。中学校での部活動がきっかけになる子もいるようです。今、お父さんにできることは、年に数回でもよいので、息子さんが「ああ、楽しかった!」と思えるような体験を共有することだと思います。スポーツにこだわらずに、息子さんが大好きなことを一緒に体験してみるといいですね。「好きこそ物の上手なれ」といいますから、息子さんが興味を示すことから始めてください。大学や美術館、博物館などで開かれる体験講座を一緒に楽しむのもいいでしょう。お休みが取れない時は、お母さんに頼みましょう。

子どもにとって学校は友達作りの絶好の場所です。スポーツは苦手でも、他のことで気が合う友達を必ず見つけることができると思います。多くの人たちとの心に残る楽しい体験が、息子さんの成長に繋がることを信じて見守りましょう。
(千葉 壽美江 / 教諭)

Q4

遊びを切り上げるコツを教えてください

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5歳の息子と公園などに出かけると、帰る時間になっても「まだ遊びたい」と言うことを聞きません。ずいぶん同じ遊びをしているように見えるのですが、飽きないのでしょうか…。うまく遊びを切り上げるコツがあれば教えてください。(福井市、30歳代母親)

A4

子どもは“水・太陽・土”が大好き!お子さんも、公園など戸外の自然の中で遊ぶことが大好きなんですね。

大人が見ると公園での遊びを繰り返しているように見えますが、子どもは色々工夫して遊んでいるのではないでしょうか。

でも、お母さんが声をかけても帰ろうとしないと本当に困ってしまいますね。 お子さんは、5歳ですので、公園へ出かける前に、お子さんと公園から帰る時間を話し合って「この時間になったら帰ろうね。」などと約束をして、出かけてみるのはいかがでしょうか。時計が読めなくても「この数字に針がきたら帰ろうね。」「チャイムが鳴ったら帰ろうね。」など具体的な約束をして出かけてはどうでしょうか。先を見通せるよう時間を決めるのも一つの方法です。

そして、声をかけ約束どおり帰ることができた時は、「約束を守れたね。又来ようね。」と誉めてあげ、約束を守ることの大切さを知らせることも大切です。 これから、戸外での遊びがたくさんできますね。お子さんと一緒に自然の中で戸外遊びを大いに楽しんでください。
(伊藤 泰代 / 保育士)

Q5

スーパーで走り回る息子を落ち着かせるには?

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小学1年の息子は、どこに出かけても走り回ってじっとしていません。特に困るのはスーパーでの買い物で、周りのお客さんの迷惑になるからと言ってもおさまりません。一人で留守番させるわけにもいかず連れて行くのですが、どうすれば落ち着いてくれるのでしょうか。(鯖江市、40歳代母親)

A5

活発でじっとしていないお子さんの行動にお困りのようですね。でも、お子さんはお母さんとの外出をとても楽しみにしているのではないでしょうか。広いスーパーには子どもの目を引く商品が所狭しと並んでいます。お母さんに何をねだろうかと、あちこち動き回っているお子さんの様子が目に浮かびます。

私は子どもらしい微笑ましい光景と思っていつも眺めていますが、周りの方に気を遣われるお母さんの気持ちもよく分かります。忙しい中での買い物でしょうが、スーパーに行く前に買う物について話し合い、子どもに選んでもらう物も決めておくなど、お子さんを主体的に買い物に参加させる工夫をしてみてはいかがでしょうか。お子さんもはっきりした目的があった方が計画的な行動がとれると思います。

子どもには元気一杯で好奇心にあふれ、身体を動かすことが大好きなタイプと、本を読んだり絵を描いたり、座り込んで黙々と遊ぶタイプがあるようです。大人にとってはおとなしい子の方が楽でしょうが、お子さんの個性が良い方向に伸びていくよう見守ってあげてください。スポーツなど思う存分身体を動かす機会を作ってあげるのもいいですね。

お子さんはまだ1年生です。あまり叱らずにお母さんと一緒の楽しい時間を過ごしてください。成長と共に落ち着きが見られるようになると思います。
(千葉 壽美江 / 教諭)

Q6

外出先で、子どもが親から離れないようにするには?

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5歳の次男が、外出先ですぐに親から離れて迷子になってしまいます。手をつなぐようにしているのですが、何かに興味を抱くと、手をふりほどいて、そちらに走って行きます。好奇心旺盛なのはよいのですが、迷子になってけがや事故にでも遭ったら大変です。どうしたらよいものでしょう。(坂井市、30歳代母親)

A6

大切なお子さんが、迷子になり事件や事故に巻き込まれたら大変と心配されるお気持ち本当に理解できます。好奇心旺盛であっても、危険から自分の身を守ることを知らせるのも大切なことですね。

一度お子さんと迷子になった時のことを思い出しながら、どんな気持ちになったかを聞いてみて下さい。その上で、迷子になったら危険なことが沢山あるということや、怪我をしたらあなたが困るということ、家族の皆がどんなにあなたを大切に思っているかなどを話してあげて下さい。

そして、普段の生活範囲であれば、例えばお母さんから離れていく時は「○○に行ってきます。」「○○に行ってもいい?」など、必ず言ってから行くということや、旅行先や知らない所では「絶対に手を離さない。行く時は一緒に行こうね。」ということを、必ずお家で約束してからお出かけしてはどうでしょうか?もし、スーパーなどで勝手に行ってしまいそうな場面にあったら、しっかり手を離さずに、離れた場所でお子さんを落ち着かせ「どんなお約束だったかな?」と、もう一度約束を思い出させ確認するとよいでしょう。もちろん、約束が守れた時は大げさでもよいので「約束守れて、えらかったね。」と、抱きしめてしっかりほめてあげることが大切なポイントです。認められることが、次につながります。

これからもいろいろな場面があると思いますが、お子さんを否定することなく繰り返し、繰り返し約束を伝えていってあげて下さいね。
(金森 弘子 / 保育士)