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子育てお悩み Q&A

病気と体調

    
Q1

頭のけがの程度を見分けるには?

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5歳の息子がジャングルジムに登って遊んでいた際に足を滑らせ、ジャングルジムの鉄製の棒におでこを強く打ち、大泣きしました。おでこにはこぶができました。このときは冷やしただけで、放っておいて何ともなかったのですが、普段の遊びの中で軽傷と大けがの見分け方で迷うときがあります。何か見分け方はありますか。また、子どもを安心して屋外で遊ばせるために、遊びにつきもののけがの対処法を教えてください。

(越前市、30歳代母親)

A1

子供は大人に比べて頭の比率が大きいので、頭のけがは起こしやすい、とは言っても実際に自分の子供が頭を打てばビックリしますよね。

相談の一つ目、軽症と重傷の見分け方ですが、今回は頭のけがでの判断基準と解釈して説明します。

《家で様子を見ていい場合》

①すぐに泣いて、泣きやんだ後すぐに遊びだした②頭の皮膚から血が出ていない(少しの場合はガーゼをあてる)③たんこぶができていない、あっても大人の親指程度④すぐに泣いて泣き寝入りして、目が覚めても吐かない時

《病院を受診した方がいい場合》

①頭を打った後、泣くまで数十秒かかった②顔色が悪く吐き気がある③出血がひどく、皮膚が切れている④二〜三回以上吐いた、など

もちろん、意識が無くなったり、けいれんを起こしていたりする場合はすぐに救急車を呼んでください。相談者の頭を冷やした処置も、とってもいいことです。

二つめの質問、けがの対処法ですが、子供につきもののけがといえば、擦り傷。しっかりと傷口を洗ってきれいなガーゼをあてる。傷の組織をいためるのでアルコールなどの消毒液は使わないでください。汚い石や、錆びた釘が刺さった場合はすぐに病院に行ってください。

あと、今の時期に多いやけど。軽いものであれば、きれいな冷水で十五分以上痛みがなくなるまで冷やす。無理に衣服を脱がせないのが重要です。この他にも様々なけががありますが、落ち着いて対処することが何よりも一番大事です。

(作川 真悟 / 看護師)

Q2

軽い風邪でも受診すべきですか?

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6歳の長女のことですが、体が弱く、すぐに風邪をひき、熱を出します。ひどくなる前に治したいということもあって、今までは咳が出たり、鼻水が出始めたりするとすぐに病院に連れて行っていました。先輩ママから「風邪にうちかつ強い体にするためには、少しくらい風邪をひいても薬にたよらず、自力で治癒する力をつけさせる必要があるよ」と言われ、これからどうすべきか悩んでいます。(福井市、30代母親)

A2

子どもが高熱を出したりすると心配ですね。

熱は子どもの身体がウィルスや菌と戦うために出して、そのウィルスや菌への抵抗力を自分で身につけ、子どもは強くなっていきます。食欲もあり、元気な場合、様子を見ていれば、徐々に治ってきます。鼻水や咳は、体内のウィルスを外に出すために、自己防衛として出ているので、むやみに薬を飲ませると、子どもが自分で風邪のウィルスと戦う力が弱くなり、結果的に抵抗力や自然治癒力を弱めてしまいます。また、軽症で病院に受診するということは、子どもにとって、ストレスになる場合があります。

しかし、風邪は万病のもとなので、熱とその他の身体の状態をみて、症状が重くなるようなら、病院に行った方がよいでしょう。鼻水や咳で夜眠れない、頻回に吐いて水分がとれない、ゼーゼーして苦しがっている、けいれんを起こした、熱が下がらない、意識が低下して反応が鈍い、唇の色が悪い、元気がなくぐったりしている、ふだんと様子が違うなどという場合は、要注意です。できるだけ早く受診し、症状を和らげてあげる必要があります。

子どもによって、対応が変わり、抵抗力には個人差があります。他の人の意見に惑わされないように、様子をみるべきか、受診するべきかを、かかりつけの医師やスタッフに相談し、一緒に考え、適切な対応をとるようにしましょう。

(林 俊美 / 看護師)

Q3

小4女子の脇のにおいが気になるのですが・・・

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小学4年の女の子の孫がいます。昨年ごろから脇のにおいが気になって、最近は運動で汗をひどくかいた時などに学校から帰って服のにおいを嗅ぐと我慢のできないにおいです。朝はロールオンタイプの制汗剤を塗っています。手術をした方が良いのでしょうか。成長期なので心配です。(敦賀市、60歳代祖母)

A3

脇のにおいは、アポクリン汗腺という汗腺の活動が活発になることにより症状が出てくるものです。アポクリン汗腺から出る汗の成分は、脂肪・鉄分・色素・蛍光物質・尿素・アンモニアなどで、汗といっても粘り気のある乳白色がかった液体です。分泌される汗自体はほとんど臭わないですが、空気に触れると変質しやすい性質があり、皮膚表面の細菌によって分解されると独特の臭いを発します。アポクリン汗腺の活動が始まるのは,思春期になってからですが、

最近では子供の発育がとても良いので,子供の脇のにおいが気になるという方が増えてきているようです。

お孫様は、小学4年生の女の子ということで、ご家族も体臭を気にされるお気持ちは大変よく理解できます。手術も考えておられるようですが、アポクリン汗腺が成長途中の時期なので手術しても再発の可能性が予測されます。他にも電気凝固治療・ボトックス注射などの治療法もありますので成長に応じて治療法を選択していくことをお勧めします。

また、ご家族が気にしすぎると子供は、過剰に反応してしまい、傷ついてしてしまうことも考えられます。今は、出来る限りの対処(例えば、脇の清潔を保つ・衣類にスプレーする消臭剤の使用など)をしながら子供が無用な悩みを抱えないように見守ることが大切だと思います。

(田辺 里江 / 看護師)

Q4

少しの鼻水でも投薬した方がいいですか?

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義母は、3歳の息子がちょっと鼻水を出しただけでもすぐに薬を飲ませます。用量は守っているのですが、あまり軽い症状で薬を飲ませすぎると体が慣れてしまうのではないかと心配です。鼻水は止めない方が良いという話も聞いたことがあるのですが…(福井市、30歳代母親)

A4

鼻水には、鼻から吸い込んだ空気に適度な湿度を与える加湿作用、温度調節をする加温作用、ホコリやウィルスを取り除く除塵作用の3つの働きがあります。したがって、温かいものを食べたり、急に寒いところに出たり、ホコリの多い場所にいたりして出る、いわゆる健康な状態で出る鼻水は止める必要はなく、鼻をかんで取り除けば問題はありません。

これに対して、アレルギー性鼻炎や鼻風邪、蓄膿症(副鼻腔炎)など、何回鼻をかんでも止まらず、鼻づまりや頭痛や咳が出る場合は、抗ヒスタミン薬の服用が必要になります。

抗ヒスタミン薬が体に慣れてしまい、効かなくなる心配はありません。ただし、抗ヒスタミン薬の服用により、鼻水や痰の粘り気を強めてしまい、逆に咳や鼻づまりを悪化させる場合もあります。鼻づまりや激しい咳が長引く時は、耳鼻科を受診して鼻吸引をしてもらうのも一つの方法です。

3歳ぐらいから鼻水をかむ練習を始めることも大切です。日中の鼻の中は乾燥しやすいので、鼻をかむ練習は入浴中または入浴後がお勧めです。鼻をかむ方法は、口で吸って、片鼻ずつ「フン」っと空気を出します。まだ自分で鼻がかめないお子さんには、ぬるま湯に浸したガーゼやハンドタオルで鼻粘膜を加湿・加温しながら鼻水を拭い取ってあげる方法がお勧めです。夏場はジュースやアイスクリームの摂りすぎやエアコンの使い過ぎで体を冷やし、鼻風邪になることもありますので注意しましょう。

(千知岩 祐次 / 薬剤師)

Q5

風邪でないのに頻繁に鼻づまりするのはアレルギーですか?

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子どもが熱もなく風邪をひいているわけでもないのに、鼻がつまって苦しそうなときが多いです。鼻をさわってばかりいるので、たまに鼻血が出たり、夜中も苦しそうなときがあります。アレルギーでしょうか?また、家でできる対処法などありましたら、教えてください。(福井市、30代母親)

A5

私自身も鼻炎もちですが、鼻の症状はなかなか辛いものがありますね。

お子さんはおいくつでしょうか。まず1歳未満の赤ちゃんですと、鼻腔が狭く、まだ鼻と口の呼吸のバランスがうまくいかないため、ちょっとしたことで鼻がつまって苦しそうに見えることがあります。

1歳を過ぎると、アレルギーになりやすい素因のあるお子さんでは、アレルギー性鼻炎が発症している可能性がありますが、今ある鼻の症状がアレルギーなのかどうかは、3歳位になるまでは実はとても難しいのです。簡便な方法として、血液検査でアレルギーの有無の「可能性」まではわかりますが、鼻に限らずアレルギーというのは、実際に体内に原因物質が入ってきた際、同じ症状が、それも繰り返し起こることを確認して初めて診断できるからです。

3歳以上になると、診断は比較的容易になりますが、それでも診察室で悩んでしまうことも多いです。熱もないのに、水鼻や乾いた咳が長く続いたり、日や時間帯によって出たり止まったりならば、アレルギーの可能性があります。

耳鼻咽喉科を受診して、医師の指示に従い、必要あれば正しく服薬して下さい。少し症状がよくなるとすぐ服薬をやめてしまう方がありますが、薬によっては十分な効果が得られない場合があります。また近年軽視されがちなのですが、耳鼻咽喉科で行う「鼻の処置」は、小さなお子さんであるほど有効で、その日から驚くほど症状が楽になることもあります。

(森 繁人 / 医師)

Q6

1歳児を連れての海外旅行 病気等に対する備えは?

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もうすぐ1歳になる子どもを連れて海外旅行に行く予定です。海外での病気や飲食など不安だらけです。持参すると良いもの、持参するとよい薬、体調管理の面で旅行先で気をつけるべきこと、旅行先で病院を受診したり、薬を買ったりする際の注意を教えてください。(福井市、30歳代母親)

A6

幼い子供を連れての海外旅行で、まず大切なことは無理のないスケジュールを組む事です。

いつも使っている物が海外でも手に入るとは限りません。オムツかぶれになりやすいならばいつものオムツを持って行って下さい。持病、アレルギー、飲んでいる薬などを英語や現地の言葉でメモして持っていくと便利です。

旅程延長などを考慮し、いつも飲んでいる薬があれば多めに持っていきます。水薬の場合は冷所保存が難しいので医師に粉薬に変えられないか相談して下さい。そして鞄の紛失や急な体調悪化に備えて、薬は持ち歩きましょう。

1歳だと市販の薬はほとんど使えません。持参するなら虫刺されやあせもの塗り薬、発熱しやすい子なら、医師に粉薬の解熱剤や室温保存できる坐薬の吐き気止めなどを処方してもらうと安心です。医師に薬をもらう時は処方内容の証明を英語で書いてもらいましょう。持参できる薬は国によって異なります。入国先の「在日外国公館」にお尋ね下さい。

海外では水を購入して飲むことになると思います。水には硬度が高いものがあり、お腹がゆるくなる事があるので注意して下さい。

病気になったら薬を買うよりも病院を受診して下さい。治療方法や薬の使い方、薬の量が日本とは全く違う場合があります。特に薬の飲み方は理解できるまで質問して下さい。海外旅行保険に入っておくと便利です。また「海外療養費」制度があるので帰国後申請しましょう。

(上田 泰之 / 薬剤師)

Q7

小1息子の肥満改善をどうすればよいか?

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小学校に入学した息子が肥満気味です。身長は120センチほどですが、体重が30キロ近くあります。食事量が多いのもありますが、スナック菓子が大好きで、あまり運動もしません。この時期の子どもの肥満は健康面や成長にどんな悪影響があるのか、どうやったら肥満を改善できるか教えてください。今はまだ気にしなくてもいいのでしょうか。今のうちに改善に取り組むべきなのでしょうか。入学し、生活環境が変わった今がチャンスなのでしょうか。(福井市、30歳代母親)

A7

肥満は、からだの脂肪組織が必要以上に増えた状態で、ホルモン異常症、脳腫瘍、先天異常などの病気でおこる症候性肥満と、過食や運動不足が原因で、肥満以外に症状のない単純性肥満に分けられます。文面から推測しますと単純性肥満と考えられます。

子どもの肥満は、40~80%の確率で成人の肥満につながるといわれ、将来、高血圧症、心臓や肺機能の低下、高脂血症、脂肪肝、インスリン非依存型糖尿病などの生活習慣病をおこす可能性もあります。また、学校でのいじめなどの対象になりやすく、友人関係、本人の性格などにも悪影響をおよぼすといった問題もあります。

お子様の場合、肥満度で計算しますと30.4%(軽度肥満)で、標準体重は約23kgです。

次に改善方法ですが、食事療法と運動療法があります。スナック菓子などの高カロリーのおやつは控えましょう。また、糖質・脂質の過食、まとめ食い、早食い、夜食などに注意しましょう。効果的な食事療法を長続きさせるためには、子どもにだけ我慢を強いるのではなく、家族全員が生活習慣を改めることが必要です。

運動は体についている脂肪を減少させるだけではなく、血液中の脂肪も減少させ、高脂血症も改善します。ゲーム性があって動きの楽しい運動を選ぶことが長続きするでしょう。

肥満の程度の評価、合併症の検査、食事療法や運動療法の指導など一度医療機関を受診することをおすすめします。

(反保 みつえ / 看護師)

Q8

骨折後の筋力を回復するには?

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小学5年生の長男が大好きなサッカーの試合中に転んで右足を骨折しました。ギプスをはめて松葉杖で歩いているので、毎日とても不自由そうです。サッカーの練習もできず、ギプスが外れても、筋力が衰えていそうで、これまで通りプレーできるか本人も心配しています。回復を早めるために今の時期にできること、ギプスが外れてから心掛けることを教えてください。まだ子どもなので、遊び感覚でできる筋力回復法などがあれば教えてください。(福井市、30歳代母親)

A8

「リハビリ」ということでご質問いただきましたが、作業療法士は、下肢の骨折についての訓練にはあまり関わりませんので、今回の原稿の執筆には大野市の整形外科病院の理学療法士さんにもアドバイスを頂きました。

一般的に成長期(0歳~18歳位)の骨折は、回復が早く大人の1/3から2/3の期間で治ってしまいます。けれども、身長の伸びの盛んなこの時期は、骨の硬さが十分ではない上、筋肉の成長は骨に追い付かず筋力も柔軟性もありません。構造上「靭帯」という関節を守っている膜が一番強いので、何らかの大きな負荷がかかった時、この靭帯にひっぱられる骨折が多いのです。骨は真ん中と端っこ(つまり関節付近)で成長しますので、骨折の部位によっては成長に関わる障害を残す危険が有るということです。ですから、まず成長期の骨折の際には、手術の必要性、痛みや変形などの後遺症の可能性や程度、固定期間中やリハビリの開始時期の注意事項、日常生活動作やスポーツ活動の再開時期、といった事柄を医師からしっかりと聞き取りましょう。

次に骨折のケアの基本は、骨折部の安静を保ちながらそれ以外の部分は早期から動かす、ギプスを着けている時は患部を高く上げる、表に出ている部分はお湯で絞ったタオルでふいたり、ローションなどを塗ったりしながらマッサージをして、患部のむくみを減らし血行を良くすることです。また、丈夫な骨を作るには、たんぱく質、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなどの摂取・適度な力を加えること・太陽の光を浴びることが大切です。牛乳、プロセスチーズ、シジミ、小松菜、木綿豆腐、干しシイタケ、納豆などがお勧めの食材です。

今回のご相談は、おそらく下腿の骨折だと思いますので、ギプスが巻かれていないのは股関節・膝関節・足指の関節の先の方でしょうか。左右両方の股関節を開けたり閉じたり、足を持ち上げたり、膝の曲げ伸ばしなどをスピードや時間を競って楽しみます。また、足指でタオルやビー玉をつかんで持ち上げたり、寄せたりばらしたり、ジャンケンなども出来る範囲で楽しみましょう。この時期には、特に左右両方を動かすことが大切です。本人が希望するのであれば、医師の許可を得た上で、チームの皆さんともよく相談して、出来そうな準備体操などに参加することも良いかもしれませんね。初めにも申し上げましたが、成長期にはあまり大きな負荷のかかるトレーニングはお勧めできません。筋トレは高校生期に最も有効となります。再発しないよう医師の指示に従いながら、少しずつ患部に体重をかけて日常生活に戻り、サッカーの練習を再開しましょう。

(坂本 智子 /作業療法士)

Q9

顔の虫刺されはどう対処すべきですか?

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2歳4カ月の息子と公園に出掛けたとき、虫よけスプレーを息子の体にかけていきました。体は虫に刺されずに済んだのですが、顔が5カ所も刺されてしまいました。顔の虫よけ対策を教えてください。顔を何カ所も刺されてしまったときの対処法も知りたいです。場合によっては病院を受診しなければならないこともあるのでしょうか。(福井市、30歳代母親)

A9

虫よけ対策として、スプレータイプの虫よけ剤は顔にはかけられませんが、一旦手に吹き付け、それを顔に塗る方法もあります。ウエットシートタイプもあります。時間が経つと効果が弱まるので数時間毎に付け直すと良いです。しかし顔はデリケートなので虫よけの成分でかぶれることもあり注意が必要です。

虫は暗い所に集まる習性があるので、白い服装にしなるべく明るい場所に行きましょう。

虫に刺された場合、深刻なアレルギー症状を起こすことがまれにあります。 虫刺され後、30分以内に発熱、嘔吐、呼吸困難、意識の薄れなどの症状が見られたり、赤いブツブツや大きなはれが広がったりしたらすぐに病院を受診しましょう。

顔は流水でよく洗い保冷剤などで冷やしましょう。市販の塗り薬を使用する場合は、お子さんに使用できるものかどうか薬剤師さんに相談すると安心です。眼のまわりや額は汗をかくと目に入る場合があるので避けましょう。パッチタイプのものは粘着成分でかぶれることもあり、顔はおすすめできません。

かゆくて爪でかきむしると、細菌が感染し、水膨れの大きいものがたくさんできたり、皮膚がジュクジュクし、うみが出たりして感染が拡大します。これを「とびひ」といいます。かゆみがひどくならないようお風呂につかるのは短時間にし、爪も短く切りましょう。

ひどくなるようなら小児科または皮膚科受診をお勧めします。

(宇佐美 知世子 / 看護師)

Q10

薬を飲むのを嫌がる時はどうすればよいか?

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3歳の長男が風邪をこじらせ、小児科で飲み薬を処方されましたが、嫌がって飲んでくれません。甘い味がする薬なのに、なぜでしょうか。プリンやゼリーに混ぜても、すぐに見破ってしまいます。上手な飲ませ方を教えてください。薬局で薬を選ぶ際の参考にもしたいので、子どもが嫌がらない薬の選び方も知りたいです。(敦賀市、20歳代母親)

A10

最近の薬は飲みやすく味がついていますが、3歳頃になると味の好みも多様化し、本人に意志も出てくるので飲ませるのに一工夫が必要になります。甘い味なのに飲んでくれないことについては、もしかすると薬の成分自体の苦味が出ているのかもしれせん。薬の成分自体は苦く、飲みやすいようにコーティングしてあります。そのため混ぜすぎたり、飲むまで時間がかかったりするとコーティングがはがれ苦味が出てしまいます。また薬には相性の悪い食べ物もあります。問題のない薬であれば一度ヨーグルト・アイスクリーム等の味の濃いものに混ぜてみて下さい。その際にはお母さんも少し味見をしてみるのもよいかもしれません。市販の服薬補助ゼリーを利用するのもいいでしょう。ただし薬は飲みきれる・食べきれる量に混ぜて下さい。

また、お薬が楽しく飲めるようにしてみましょう。まずはお薬を飲むことの大切さをちゃんと説明してあげて下さい。そしてお薬が飲めたら大げさに褒めてあげて下さい。飲めなくても怒るばかりではなく、飲んでくれなくて残念ということも伝えてみて下さい。他には薬を飲んだ後のご褒美を用意してみて下さい。きちんと飲めた後にはご褒美が待っていることが分かればお子さんも頑張ってみようという気になるかもしれません。

薬局でお薬を選ぶ際、お薬には沢山の種類がありますので、一度薬剤師にお子さんが飲みやすいものを相談してみてはいかがでしょう。

(嶋田 沙織 / 薬剤師)

Q11

子どもと接する時間が短い中、体調変化にどう気付く?

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5歳の息子と暮らす父子家庭です。保育園に預けていますが、残業で帰宅が遅いときは、私の実家に預けています。親子が接する時間が少なく、息子の体調変化に気付いてやれないことが多いのが悩みです。先日も微熱があるのに保育園に送り出し、風邪をこじらせてしまいました。限られた時間でも息子の体調変化のシグナルに気付けるよう、普段から気を払って観察しておくとよいポイントや、どんな病気のときにどんなシグナルがあるのかを知りたいです。(福井市、30歳代父親) )

A11

お子さんの病気に対する不安とともに、お子さんを大切に思うお父さんの愛情が伝わってきました。

こどもの病気は、

・病気にかかりやすいが、回復が早い。反面、進行が速く、症状がひどくなることがある。

・感染症にかかりやすい。

・発熱、下痢、嘔吐で脱水になりやすい。

・年齢や季節によって、かかりやすい病気がある。などの特徴があります。

こどもは、具合が悪くなっても、どこがどのように悪いのか訴えることができないので、全身の観察をして、普段と違うことに早く気が付くことが大切です。元気がない、機嫌が悪い、食欲がない、眠らないなどは病気の無言信号といわれます。病気は、同じような症状で始まることが多いので、初期症状の観察が大切です。観察ポイントは、体温、呼吸の様子、顔色、食欲、排便などです。まずは、毎日の限られた時間のなかでも、普段のお子さんの健康状態をよく観察することが大切です。そして、気づいたことがあれば、その都度記録しましょう。記録することにより、こどもの様子の変化に気づきやすくなります。多忙なときでも、カレンダーなどにメモ程度でいいので、記録をします。また、保育園で流行っている病気なども確認しておきましょう。お父さんおひとりだけではなく、ご実家や保育士さんにも協力いただいて、連携することも大切です。

こどもは、日々成長・発達がつづけられているので、栄養・睡眠・運動などは普段からいつも忘れないようにしたいものです。

(西村 智恵子 / 看護師)

Q12

鼻血がよく出ますが、原因が分かりません

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3歳の孫(男子)が突然鼻血を出します。2週間に1度、夜寝ているときに2~3cc、3カ月に1度、外出中に5ccほど、真っ赤な鮮血です。鼻に詰め物はせず座らせておくと2~3分で止まります。痛みはない様子で、小児科で診てもらうと「内科的に異常なし」とのこと。原因は何でしょう。治療が必要でしょうか。(福井市、60代祖父)

A12

子どもの鼻血のほとんどは、左右の鼻を隔てる壁の一番前の、毛細血管が密集しているところ(キーゼルバッハ部位)の傷によるものです。よく鼻をこすったり、鼻水やくしゃみを出したりしていませんか? 鼻炎が、触って傷を作る原因になっているケースがとても多いようです。基本的に、傷がないのに食べ物やのぼせだけで出血することはありません。

鼻血が出たときは、まずうつむいて(血を飲み込むと嘔吐します)小鼻の柔らかい部分をティシュで包んで15分ほどつまんで下さい。これでほとんど止血します。鼻柱(骨の部分)を押さえたり冷やしたり、首の後ろを叩くのは無意味です。

耳鼻咽喉科を受診し、傷の部分の粘膜修復を促す処置をしてもらった上、出血時に脱脂綿に浸して鼻につめられる薬を処方してもらうとよいでしょう。これをつめた上で前述のように鼻をつまむと、より効果的です。乾いたティシュをつめると、さらに傷を作る可能性があります。

鼻炎など、鼻を触る原因になっている病気があれば、きちんと治療することが大切です。「止血剤」は、凝血を促す働きはありますが、傷から血を出なくできるような効果はありません。傷さえ治れば出血しなくなりますが、治りきる前に触ってしまうため、また出血することがしばしばです。繰り返す発熱や、皮下出血(青あざ)など他の部分の出血傾向がなければ、あまり心配ありません。

(森 繁人 / 医師)

Q13

風邪の予防策と病院へ行く目安は?

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風邪やインフルエンザが流行するシーズンになり、小学2年生の娘が学校で感染してこないか心配です。効果的な手洗いやうがいの方法を知りたいです。風邪をひいた場合、どんな症状のときまでは、どんな市販薬が有効ですか。どんな症状になったら病院に行くべきですか。(鯖江市、30代母親)

A13

これからの時期、インフルエンザなどの感染症の予防として手洗いやうがい、マスクの着用が必要になってきます。

まず、手洗いの方法は①流水で手を濡らし、石鹸を良く泡立てる、②手のひらを合わせてよくこする、③手の甲を伸ばすようにこする、④指先・爪の間を入念にこする、⑤指の間を十分にこする、⑥親指と手のひらをねじり洗いする、⑦手首を洗う、⑧清潔なタオルで良く拭く。次に、うがいの方法は①口の中の掃除をするつもりでグチュグチュとすすぐ、②2~3回、上を向いて息を吐く感じでガラガラと長めにのどをすすぐ。この手順を参考にして下さい。お子さんだけでなく家族で、外から帰った時、食事の前など習慣づけると良いでしょう。

市販薬は38.5度以上の熱もなく、ぐったりしていないような軽い風邪と思われる時でしたら使用しても構いません。ただし、病院でもらう薬とは違って、解熱薬や痰切りの薬、咳止め、鼻水止めが1つにまとまった総合風邪薬になっていたり、年齢によって服用量も違ったりしますので、購入する前には、いつ頃から、どのような症状が現れたかを薬剤師に相談して選んでもらうようにしましょう。

そして、病気を悪化させないためには早期受診・早期治療が基本になります。状態が悪化してからでは治療の選択肢が狭まることがありますし、治療効果も少なくなることがあります。気になる症状があれば、できるだけ早い段階で病院を受診するようにして下さい。

(水上 弘樹 / 薬剤師)