お母さんご苦労様です。
お母さんがお仕事に出られたことで、今までのように娘さんと十分にかかわる時間や、ゆとりを持ってかかわってあげていたことが難しくなりましたね。
お母さんにとっては、朝起きてから夜寝るまで、食事の準備や家事、育児に追われ、あわただしく時間が過ぎていくのではないでしょうか。娘さんが眠りにつくとやっと“ホッ”とできる毎日ではないかと想像できます。
そんな生活の中で、「早くしなさい」とせかすことが多くなり、親子での心地よい時間が少なくなったのではないでしょうか。娘さんもお母さんの忙しさを感じ取り、頑張ろうという思いと、甘えたいという思いから不安定な気持ちになって、それがかんしゃくをおこしてぐずるということで表われているのかもしれませんね。でも、叱って泣 き止ませようとするのではなく、お母さんがされているように、娘さんの思いを受け止めやさしく抱きしめたり、短い時間でもスキンシップをとってあげたりして下さいね。
今、かんしゃくを起こしてぐずっているとしても、お母さんとのフワフワとした温かい関係があれば必ずかんしゃくは治まってくると思います。
かんしゃくは、娘さんの心の成長の表われととらえ、温かく見守ってあげて下さい。また、お母さん自身のイライラや不満が娘さんのかんしゃくに表れることもありますので、上手に気分転換をし、お父さんと協力して子育てを頑張ってください。
(板倉 佳子 /保育士)