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子育てお悩み Q&A

子どもの成長

    
Q1

7歳の息子がどもるので心配です

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7歳の長男が、「どもり」気味で心配です。小学校で友達からどもりを笑われたようで、それ以来、口数が少なくなったような気がします。どもりは成長に応じて、あるいは何らかの方法で治るのでしょうか、それともこれからもつきあっていかなければならないのでしょうか。子どもに対して「治るから心配ないよ」と伝えるべきか、どもりを受け入れるよう促すか、迷っています。(敦賀市、30歳代母親)

A1

お子さんは、お友達と楽しく話ししたいのに話し方を指摘され、さみしくて不安だったでしょうね。 どもり『吃音(きつおん)』は、幼児期~学童期の1~5%の子どもたちにみられると言われており、この年齢の子ども達の多くは、ことばの数が増え文法にそった会話が出来るようになると、自然と消失することが多いといわれています。 しかし、大人になっても吃音が残る人もいます。まだお子さんが7歳なので、今後成長していくにつれて改善されるかどうか、を判断することは難しいです。原因についても様々な説がありますが、明確ではありません。また、吃音に対する治療や指導なども様々ありますが、すべての人にうまくいく治療法があるとは言いにくいのです。

今、出来る事として、まず、お子さんの話そうとしているその気持ちをしっかり受け入れてあげて下さい。子どもさんが話しはじめてどもっても、『もう一回言って』『ゆっくり落ち着いて話してごらん』などと子どもを急かず、ことばが少々詰まっていてもその話し方を認めて、静かにリラックスした雰囲気で安心させてあげて下さい。

今後、大きくなるにつれ、吃音の症状が強くなり、お話がしにくい状況が増え、お子さんが吃音に対して何かしたい、という想いの時は、お気軽に専門機関にご相談下さい。色々な方法を試して、子どもさんによい方法を探せるかもしれません。 子どもたちが、楽しく生きるために役立つ『ことば』。どんな話し方でも、気持ちを分かり合える社会にしていくことも大切ですね。
(酒井 那旺 / 言語聴覚士)

Q2

年長の娘、昼寝しなくても大丈夫ですか?

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5歳になったばかりの早生まれの長女がいます。4月から年長組に進級し、お昼寝がなくなりました。もともと体が小さく、体力もほかの友達に比べるとない方ですが、眠たそうで園外活動でもすぐ疲れてしまいます。早寝は心がけているのですが、このままでも大丈夫でしょうか?(福井市・30歳代母親)

A2

お母さんが、年長さんになった子どもさんの新しい生活に気を配り、応援してあげていらっしゃる様子が伺えます。午睡についてですが、園によっては年中さんの後半から、午睡時間を徐々に短くしたり、週に何度か午睡しない日を設けたりと、年長さんの生活リズムに無理なく移行できるように工夫している所もあります。

子ども達一人ひとりの成長や発達には個人差がありますね。園では、その事もふまえて子どもたちが安心して楽しく遊んだり、生活したりできるように配慮しています。担任の先生に子どもさんの体調や、ご家庭での様子などを伝え、細やかに連携を取る事でお母さんの心配も軽くなるのではないでしょうか。また、お母さんの不安な気持ちは子どもさんにも影響しますので、「年長さんは楽しい事がいっぱいでいいね。」「大きくなったね。」など年長さんになった事への期待や自信につながる言葉かけをしてあげるといいですね。

ご家庭では食事と睡眠が充分に取れるように工夫していただく事も大切かと思います。私が勤めている園では、一日を元気に過ごすために、「早寝、早起き、朝ご飯」を機会あるたびにお願いしています。環境や生活リズムの変化に慣れるには多少時間がかかるかもしれませんが、ゆったりした気持ちで見まもってあげて下さい。大丈夫ですよ、 お母さん。 こうした経験の中で子どもさんは心も体も育まれていく事と思います。
(橋本 邦子 / 保育士)

Q3

3歳の娘が、おしゃべりが遅くて心配です

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幼稚園入園を控えた3歳2カ月の孫(男児)のことで相談です。「ウー、ウー」「ウン、ウン」と言うだけで、おしゃべりがまだできません。食べ物が欲しいときは指を口の方に向けたり、トイレに行きたいときは前の方を押さえたりして親に知らせています。「パ」や「バ」と単音で言えるときもありますが、通じないじれったさから怒ったり泣いたりします。入園を控え心配です。専門医に診てもらうべきなのでしょうか。(若狭町、祖母)

A3

話し言葉は、声がよく出て宇宙語と言われるように訳のわからないことを盛んに話す様になり、少しずつ単語が増え、文になっていきます。3歳くらいになると話を聞いて答えたり、自分の思いをはっきり言えるようになったりしてきています。 保育園では、遊び・言葉・人とのかかわりなど子どもたちが受ける刺激の量が一気に増えるため、表出言語のみが少ないお子さんだと、入園すると言葉が増える場合もあります。

「ことば」は相手に何かを伝える手段の一つです。「ことば」は話し言葉だけではなく、身振りや表情なども大切な言葉の一つです。 食べたい時に指を口に向けたら「お腹すいたの?」「何食べようか?」「どっちがいい?」など、お子さんの出した「ことば」に話し言葉で返してあげるとよいと思います。伝わった喜びや自分の出した「ことば」と話し言葉がつながると思います。 でも、3歳であまり話さないと心配になりますね。市町によっては、専門家が加わって発達や言葉の相談などの事業を行なっているところがあります。地域の保健センターや子育て支援センターにお尋ねになってみてください。親切に対応して下さいます。入園してからは園長や担任保育士に相談してみましょう。また、保育園には保育カウンセラー事業で専門家が園を巡回しています。それを利用されるのも良いと思います。

家でかかわっていてもなかなか言葉が増えなく心配な時は、相談にいくことが大切だと思います。
(林 喜代美 / 言語聴覚士)

Q4

3歳の娘がおむつを外せず、トイレを嫌うのですが・・・

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3歳の娘がまだ完全におむつをはずせずにいます。以前、トイレに無理に連れて行ったりしたためか、特に自宅のトイレを嫌うようになりました。常に便秘がちなのもその影響のようで困っています。(坂井市、30歳代母親)

A4

オムツで過ごしていた子供達も、個人差はありますが概ね2歳前後からトイレトレーニングを始めます。ご質問の内容から、トイレトレーニングを始められてある程度経っているのかなと思います。早く完全にオムツを外したいと思われるお母さんの気持ちはよくわかります。しかし3歳頃は何に対してもまずは「イヤ」と言う事も多いですね。そんな時一番大切なのは、大人が焦らず叱らずゆったり関わってあげることです。遊びに夢中になっている時や寝起きなどは間に合わない時もあると思いますが、思い切ってパンツにしてみると、失敗した時に濡れる感覚を得られるので「次はトイレに行こう」という気持ちが育ち易くなります。

ご自宅のトイレを嫌うということですが、明るい雰囲気で、トイレに入るのが楽しみになるよう、好きな絵を貼ったり可愛いスリッパを用意したりするのも良いかもしれませんね。 便秘がちということですが、野菜や繊維質の物、水分が十分摂れているか、体を動かして遊べているかなど、生活を今一度見直してみられ、オムツの中での排便を促してみても便秘が続くようでしたら、かかりつけのお医者さんに相談してみられるのも良いのではないでしょうか。

子育て中のお母さんにとってトイレトレーニングは大きなハードルの一つかもしれませんが、超えてしまえば「あんなこともあったなぁ」と思える事ですので、焦らずゆっくりお子さんの様子を見ながら進めていってくださいね。
(小谷 京子 / 保育士)

Q5

トイレでうんちができるようになるには?

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4歳の娘がトイレでうんちができません。うんちがしたくなると自分でパンツからおむつにはき替えてしまいます。「トイレでしよう」と促すと拒絶して泣き叫びます。叱るとうんちを我慢し、便秘になることもあります。私もストレスがたまってきています。おしっこは3歳のときにトイレでできるようになり、夜もお漏らしをしないのですが…。(敦賀市、30代母親)

A5

4歳のお子さんが、トイレでうんちが出来ないとお悩みのことですね。むりやり強要してもお子さんがトイレ排泄できるとは思いません。きっと気持ちの面に何か差しさわりがあるのかもしれません。焦らず気長に待つよりないと思いますが…。

トイレに行きたくなった時に、それとなく「行ってみようか」とか「おむつの中より気持ちいいよ」とか声かけし、トイレの近くまで行けた時でもほめてあげ、少しずつトイレになれることですね。

プレッシャーを与えず、親が焦らないこと、また失敗しても怒らないことです。また、保育所に行かれているのなら、お友達がトイレ排泄するのを遠くからでも見せてあげ、「○○ちゃんもあの様に出来るといいね」と声かけし、強要はしないことですね。焦らず気長に待ちましょう。
(山本 輝子 / 保育士)

Q6

5歳の息子のおねしょを治すには?

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5歳の息子のおねしょが治りません。寝る前の水分摂取を控えめにして、トイレに行ってから寝るのですが、毎晩のように漏らしてしまいます。秋になり、夜冷えるのか、おねしょをする時間帯が明け方から夜中に早まりました。一晩おしっこをためておくだけの体の機能ができていないのでしょうか。(福井市、30代母親)

A6

おねしょについては、母親としてとても不安ですね。 「心配しなくても良いよ」「そのうちしなくなるよ」など、とても簡単に言ってくださいますが、母にとってはいつまで続くのか、本当に治るのか等心配ですね。 夜尿症は6歳で6~15%、10歳~11歳を過ぎると2~3%程度の子どもにみられ、男の子の方が多い傾向にあるようです。おねしょはからだの機能的な成熟が少し遅めだと考えられると良いと思います。子どもの成長には個人差があります。あせらずもう少し待ってあげましょう。

息子さんは5歳とのこと。本人も気にされている様なので、お母様が、「また出たの…!」とか「おねしょが治らなくって…」とかつい不用意な一言を言ってしまったりする事が、本人の自信を喪失し、おねしょが治りにくくなることがあります。お子さんの得意なことや興味のあることで、いっぱい褒めてあげ自信を持たせることも大切です。 寝る前の水分摂取にも気をつけておられるようですが、夕方からの水分の取り方に気をつけてみてはどうですか?本人に「おねしょが出るから」とか言わずにお母様がそっと気をつけてあげて下さい。防水シーツやオムツの利用も決して悪くありません。

ぐっすり寝ている夜中に起こして排尿させたいと思われるかもしれませんが、これは結果的に排尿機能の成熟を遅らせることになってしまうので、お勧めできません。 小学校に入っても夜尿が毎晩続くようであれば、医療機関(小児科や専門病院)に相談に行かれても良いと思います。
(河島 義枝 / 保健師)

Q7

4歳児のいびきは治るのでしょうか?

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今春幼稚園に入った4歳の長女が、家で夜中、ときどきいびきをかくようになりました。入園のストレスが原因なのでしょうか?いびきは治るのでしょうか。(鯖江市・30歳代母親)

A7

今春から幼稚園に通い始めたとのこと。初めて集団生活をすることになりお子さまにとっては、大きな環境の変化により大なり小なりのストレスがかかっている事と思われます。けれども、ストレスがいびきの原因になるかというと考えにくいです。 一般的に3歳から6歳くらいのお子さんは、扁桃が大きいことが多く、成長とともに退縮していくことが期待できます。

かし、扁桃が大きすぎると喉の空気の通り道を塞ぐ格好になるため、口の開けっ放しになる、いびきをかく、睡眠時無呼吸を起こすことがあります。こういった場合は扁桃を手術で摘出することで喉が広くなり、症状が改善する事が期待できます。急性上気道炎、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などが原因でいびきをかくこともあります。

現在は時々いびきがみられるということですが、しょっちゅう睡眠時無呼吸や夜間に目が覚めてしまうようなことがあれば、耳鼻咽喉科を受診し相談していただくとよいかと思います。
(鈴木 鈴子 / 看護師)