9ヶ月というと、歯茎でつぶせる位のものを食べ、3回食が始まる頃ですね。一日目を、近場のお出掛けと思えば手作り離乳食を、冷凍して持ち歩くことも出来ますが、子どもさんの口に入るまでは、しっかり冷凍されている方が安心ですので、魔法瓶式のケースの利用をお勧めします。でもしっかり冷凍されていても、作る時点で汚染されていては大変です。衛生面に十分気を付けて調理しましょう。
栄養バランスと食べやすさを考え、ごはん類・肉魚類・野菜類を混ぜ合わせた粥にして充分熱を通すことも一つの方法です。また、ベビーフードの活用もお勧めします。ビン詰め・レトルトパウチなどは、直射日光を避け、高温の場所に長時間放置しなければ、常温で持ち運びが出来、そのままでも食べさせることが出来ます。主食とおかずが別々の容器に入ってワンセットになった、お弁当のような手軽なものもあります。さらに、宿泊先によっては、離乳食を出してくれる宿もありますから、調べてから行かれるのも良いでしょう。
大人の外食メニューは、味が濃く香辛料を使ってあるものが多いので、すりつぶしたり、薄めて食べさせたりすればいいというものではなくお勧め出来ません。暑い時期でのお出掛けには、まずは安全・安心!併せてお母さんも旅行を楽しむ事が出来るよう、無理なく工夫されたら良いと思います。
(久保 陽子/ 管理栄養士)