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【たっちいパパの子育て塾】「パパ嫌い!」は成長の証

父親の子育てや家事の有意義さを伝え“家庭進出”を支援する坂井市の団体「NPO法人おっとふぁーざー」の代表理事 舘直弘さんにパパ目線で子育てをつづっていただきます。

子育て塾7

▲イヤイヤ期が終われば、天使の言葉にいやされます

イヤイヤ期 温かく見守ろう

「ママがいい!」と子どもに言われてショックを受けたことはありませんか? 一般的に2~3歳の子どもに訪れる第1次反抗期、いわゆる「イヤイヤ期」にはよくあることで、3児の父親である私も「パパ嫌い!」と数えきれないほど言われてきました。パパになりたてのころはよく落ち込んだり、悩んだりしました。


理不尽とも思える「イヤ!」ですが、その正体は子どもの自我の芽生え。つまり、子どもの成長の証なのです。頭では分かっていながらも、実際に面と向かって言われると傷ついたり、イライラしてしまったりするものですよね。この先ずっとなついてくれないのではないかと、不安を感じてしまうかもしれませんが大丈夫です!
 

自我が芽生えることによって子どもは「自分」という認識が強くなるため、何をするにしても「自分で!」「イヤ!」「嫌い!」と口にしますが、意思表示と主張の練習のようなものです。言葉をうのみにせず、気持ちを受け止めてそっと見守りましょう。そして、どれほど反抗されても「パパは大好きだよ」と声をかけ続けることが大切。子どもは必死に反抗しながらも、パパの反応をよく見て愛情や安心感を確認しているのです。
 

「魔の2歳児・悪魔の3歳児・天使の4歳児」という言葉があるように、イヤイヤ期の多くは3歳半~4歳にかけて落ち着いていきます。果てしなく長いように感じることもありますが、子どもに「大好きだよ」と声をかけ、温かく見守り続けて、この期間を抜けるといよいよ「パパがいい!」という“天使”の言葉が増えてきます。ことごとく反抗された私も、イヤイヤ期に堪え、今では一緒にお風呂に入ったり、寝たりして子どもと過ごす時間を存分に楽しんでいます。
 

イヤイヤ期の時期や意思表示の強さには個人差がありますが、子どもは必死に自立心やコミュニケーション能力を育もうとしています。パパにとってはつらい言葉も多い時期ですが、天使の言葉が聞ける日を心待ちにして、大人な対応を心がけて乗り切りたいですね。

(坂井市・NPO法人おっとふぁーざー代表理事/舘直宏)

NPO法人おっとふぁーざー
https://www.ottofather.com/