【たっちいパパの子育て塾】早寝に挑戦 こつ紹介
▲寝室は真っ暗に、子どもが好きなスキンシップを図って、おやすみなさい
スキンシップで安心感を
お子さんは何時に就寝していますか?「なかなか寝てくれない」と悩むパパも多いのではないでしょうか。実は子どもの睡眠時間は日本が世界一短いというデータがあり、“世界一寝不足”とも言われます。年齢別の理想的な睡眠時間は、昼寝を含めて、1~2歳で11~14時間、3~5歳で10~13時間、小学生で9~11時間、中高生で8~10時間とされています。
「寝る子は育つ」ということわざがありますが、脳は昼間に学んだ内容や練習したことをしっかりと定着させようと睡眠中にメンテナンスしているとのこと。この時間が短いと集中力や記憶力の低下だけでなく、脳の発育まで悪くなってしまうようです。
また、睡眠中のメンテナンスは脳だけでなく体でも行われており、睡眠中に分泌される成長ホルモンには脂肪分解作用があるとされるため、成長ホルモンが足りないと肥満になりやすくなり「寝ない子は太る」ということになるそうです。
睡眠が大切だということがわかっていても、なかなか寝てくれないという方に、我が家での早く眠るこつをご紹介します。まずは布団に入ったら「おやすみ」と声を優しくかけます。この言葉によって眠りに向かうスイッチが入ります。それから、寝室の照明を全て消します。豆電球などの小さな明かりも入眠の妨げになることもあるので、消灯をオススメします。
最後は、子どもが安心できるようにスキンシップを図ります。背中や頭をなでたり、トントンしたり、手をつないだり。子どもによって心地よく安心できる場所や方法が必ずありますので、探してみてくださいね。
試行錯誤を重ね、眠るまでのルーティンができるまでは時間がかかりますが、定着してしまえば子どもの就寝時間は早くなり、決まった時間に寝るようになります。子どもが早く寝てくれれば自分の時間を確保でき、夫婦で語り合う時間を持てるなど心身ともに余裕ができてリフレッシュにもつながります。子どものためにも自分のためにも、早寝にチャレンジしてみませんか?
(坂井市・NPO法人おっとふぁーざー代表理事/舘直宏)
NPO法人おっとふぁーざー
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