福井県子育て応援サイト「ふく育」 福井県子育て応援サイト「ふく育」 福井県子育て応援サイト「ふく育」

福井県子育て応援サイト「ふく育」 福井県子育て応援サイト「ふく育」 福井県子育て応援サイト「ふく育」

【たっちいパパの子育て塾】育休体験記(3) 取得、復帰の時期

父親の子育てや家事の有意義さを伝え“家庭進出”を支援する坂井市の団体「NPO法人おっとふぁーざー」の代表理事 舘直弘さんにパパ目線で子育てをつづっていただきます。

子育て塾14

▲育児休業取得では時期と復帰のタイミングが重要

繁忙期避け負担少なく

「二つの大きな壁」を乗り越えて、これで育児休業に向かってまっしぐら!かと思われたのですが、「いったい何カ月取得すればいいのだろう?」という疑問が湧いてきました。最長で1年取得できるけれど、家族や職場、自分にとって最も負担が少なくて済む期間を考えた時に、8カ月間という答えにたどり着きました。


当初は、育児休業給付金が月給の67%支給される6カ月間の取得を希望していました。しかし、出産予定日から6カ月後といえば私の勤め先の保育園は発表会の直前。非常に忙しく繁忙期ともいえる時期でもあり、春からの子どもたちの成長の軌跡や発表会の流れが分からず戸惑う懸念がありました。また、復帰直後からいきなり仕事のギアをトップに入れられなければ、ペースに合わせることが難しく、職場に迷惑をかけるとともに自分への負担も大きくなります。
 

考えた末に8カ月間と決めましたが、育児休業の取得期間を決める際に「取得時期と復帰のタイミング」は大切なポイントになります。業種や部署で異なりますが、繁忙期と閑散期を見定め、できる限り閑散期での取得と復帰をお勧めします。
 

とはいっても、赤ちゃんが生まれてくる日はパパが決められないので、繁忙期と重なってしまうこともあります。そのまま育児休業の取得もできますが、繁忙期が落ち着いてからの取得という選択もできるので、上司と話し合って決めていくといいでしょう。
 

一方で復帰時期はパパが決められます。閑散期を選んで職場や自分への負担を減らし、スムーズな職場復帰へとつなげられるでしょう。
 

育児休業取得までの課題を紹介してきましたが、次回からいよいよ育休に突入します。育休が始まり家族と過ごす時間が圧倒的に増え、味わったことのない時間の流れに驚き、幸せを感じた日々を次回お伝えします。

(坂井市・NPO法人おっとふぁーざー代表理事/舘直宏)

NPO法人おっとふぁーざー
https://www.ottofather.com/