【もっとふく育県③】心軽やかに育児と向き合うために|坂井市子育て世代包括支援センター
取材ライター:虎尾ありあ
「坂井市の子育て支援 」
坂井市では、一時預かりや生活支援、子育て相談、病児保育、各種手当などさまざまな育児支援が受けられます。市のホームページには支援の一覧が掲載されているので、ぜひ参考にしてください。
市役所本庁舎にある子育て世代包括支援センターでは、さまざまな子育ての情報や悩みごとなどの窓口として、職員さんが育児に奮闘する親たちの相談を受け付けています。
子育て世代包括支援センターで子育て相談をしてみました
どんな相談が多いですか?
遊びや睡眠のこと、離乳食の進め方や食事の悩みなど育児相談全般ですね。年齢はさまざまですが、1歳未満の乳児や、就学前の子どもの相談が多いです。子どもの発達に関するお話をする方もいますね。
窓口で手続きをしに来た方との世間話の中から相談が始まることもあります。
どこに相談すればいいですか?

市役所の窓口、電話、オンライン相談(LINE)などいくつかの手段があるので、その中で利用しやすいものを選んでいただくと良いかと思います。いきなり窓口や電話で話すのはハードルが高い、日中は仕事で電話や訪問が難しい、という方はオンラインの相談を積極的に活用してもらいたいです。
また、坂井市内の子育て支援センターには毎月「利用者支援員訪問日」があり、その日は職員がセンターに訪問しています。お子さんが遊んでいる横で気軽にお話ができるのではないかと思います。
どんなアドバイスや支援が受けられますか?
専門機関を紹介する、園と連携する、自宅を訪問する、解決につながりそうなサービスを提案するなど、アドバイスは相談内容によって異なります。
例えば、離乳食の悩みは、管理栄養士につなぎ、より専門性の高いアドバイスが直接受けられるようにします。また、発達の悩みでは、保育園に通っているお子さんの場合は、親御さんの希望があればクラスでの様子をお聞きしたり、園に出向いて様子を見たりして育児のアドバイスをすることもありますね。
入園に不安のある方は、入園前に園の一時預かりを利用して、子どもも親も園に慣れるのが良いと思います。
たくさんの子育て支援のサービスがあるなかで、どのサービスが自分にあっているかわからなくなってしまうケースもあるので、そういう場合には「このサービスを使ってみてはいかがですか?」と提案するようにしています。
小さな悩みでも話を聞いてもらってもいいですか?

もちろんです。もやもやした気持ちを切り替えるきっかけにしてもらえれば、と思っています。つきっきりで子どもに接していると、少し大人と話すだけでもリフレッシュになるものです。
市外・県外から来たお母さんは、右も左もわからない状態で手探りになりがちだと思うので、地元出身のお母さんとつなげて情報交換できるようにします。生活に必要な情報、たとえば、美容室やスーパー、交通機関の利用などはネットの口コミを見たとしても、やはり生活に密着した情報はそこに住む人と話をしてしか得られないですよね。
「近くの小児科はどこ?」「子どものカットができる美容室は?」といったようなことを気軽に聞いてくださいね。
最後に、わたしの相談もいいでしょうか。家事に仕事に育児に慌ただしい毎日、心軽やかに子どもに向き合いたいです。

良い状態で子育てをするために、お母さん自身が休む時間をしっかり確保することはとても大切です。すみずみ子育てサポートや一時預かりサービスを使ってリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。買い物をしたり、休日に旦那さんや友人と出かけたり、ゆっくりお昼寝をしたりする目的で活用していただくのも大歓迎です。市から利用料の補助をしていますよ。
子どもと離れる時間があるからこそ、改めて我が子がかわいいと思えるし、子どもにとっても、お母さんと離れる時間があるから家で過ごす時間がより特別な時間になるものですよ。
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【坂井市子育て世代包括支援センター 】
【相談専用ダイヤル】☎0776-50-3045
【相談受付時間】月曜日~金曜日(祝日・年末年始を除く)8時30分~17時15分
【相談メールアドレス】sukusuku@city.fukui-sakai.lg.jp
★LINEアプリによる子育てオンライン相談を行っています。
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ライターのコメント
育児支援サービスがあることは知っていましたが、実際に問い合わせて利用するのはわたしにとって少しハードルが高く、今回取材をきっかけに初めて相談しました。母親である自分自身がいい状態で子育てをするために、もっと気軽にサービスを利用できることが改めてわかり、ハードルがグンと低くなりました。まずは苦手な家事の負担を減らすべく、生活支援を利用してみようと思います。