【ふくまむフレンズ】セルフハグ&ハグでハッピーに!
取材ライター
ふくまむフレンズ 公認心理師 やしろ恵利
はじめまして。公認心理師のやしろと申します。
お空から見守ってくれている長女、大阪で大学生をスタートした次女、理系女子高校生の三女の母親です。
この文章が皆さんの〝ホッ〟に繋がれば嬉しいです。
私の回では、テーマを決めて、それにまつわるエピソードを書いていきたいと思います。今回は【セルフハグ&ハグ】です。
セルフハグ&ハグをすることで、幸せホルモンと言われるオキシトシンが分泌され、気持ちが落ち着く・不安が去っていく・思考が切りかえられるなどの効果があります。
実は私、30代のころはPMS(月経前症候群)がひどくて常にイライラしていて、自分の気持ちを抑えるのが大変でした。
そんな時に頼りになったのが、セルフハグ&ハグ。
自分で自分を抱きしめたり、娘たちに「ギューして」と伝えてハグをしてもらったりしていました。私の場合は10秒でグッと気持ちが落ち着きます。
PMSが落ち着いてきた今も、セルフハグ&ハグに助けられています。
先日、一人暮らしを始めた次女から「これどうしたらいいの」「分からんて!」ときつい言葉の〝LINE攻撃〟があり、親子喧嘩勃発!という出来事がありました。
春は脳内のエネルギー不足にもなりやすい時期ですし、お互いにそんな状態だったのかもしれません。
「喧嘩になった時には、同じ立ち位置に立たずに対応すること」「とりあえず話を聞いてあげること」と分かってはいるのですが、その時はどうにも感情を止められず…。
電話をして、自分の言い分を力任せに返してしまいました。
「あっ、これじゃダメだ」と気付き何とか会話の軌道修正をしたものの、今度は私の気持ちが収まらず....。
電話が終わってから三女に「ギュー」を求めました。
三女は大人のように「ママは悪くないやろ、大丈夫。お姉ちゃんも大丈夫やで」とハグをして言葉をかけてくれました。
小さい時は一度泣いたら簡単には泣き止まなかった三女。これまで私がハグをして「大丈夫よ」と言っていたのに、いつの間にかこんなに成長していたのですね。
そんな訳で、我が家にはハグ文化があります。
振り返れば、娘たちは幼稚園のころから「おいでギューでしょ」と小さい身体で親にハグしてくれていました。
私の実家に行った際には、娘たちから祖父や祖母にハグをしています。
皆さんのご家庭でハグ文化はありますか?
もしなければ、ぜひ取り入れてみてほしいです。幸せホルモンが溢れて、みんなでニコニコと過ごせるといいですね。