【ふくまむフレンズ】知っていますか?〝くれない病〟 ありがとうの気持ちで過ごそう

取材ライター
ふくまむフレンズ 公認心理師 やしろ恵利

▲厚着の娘たち
運動会や文化祭、衣替えにハロウィンと、イベントたくさんの秋。気づけば10月も終わり、もう11月です。子どもたちは元気でも、ママのほうがちょっぴりお疲れ…なんて日もあるかもしれません。
そんな時にふと襲ってくるのが、「くれない病」。
そんな病気聞いたことないって? 実は「くれない病」は本物の病気ではなくって、私が尊敬する人に教わった「心の風邪」のようなものなのです。
「寝てくれない」
「泣き止んでくれない」
「言うこと聞いてくれない」
「気持ちを分かってくれない」
「ありがとうって言ってくれない」。
そんな“くれない”が増えてきたら、「くれない病」になっているサインかもしれません。

▲小さい頃の〝片付けてくれない〟
毎日、家族のために動き続けていると、「誰も気づいてくれない」と感じる瞬間があるのは自然なことです。真面目で頑張り屋な人ほど、苦しい気持ちが膨らんでしまいがちです。
私自身も、「一生懸命作ったのに食べてくれない」「話が長くなると聞いてくれない」「朝早く起こして頼んできたのに、いざ起こすと起きてくれない」など、高校生の娘に対して「くれない病」が出てしまうことがあります。
「くれない病」の怖いところは、本当はちゃんと届いている“ありがとうの種”を見落としてしまうこと。
ありがとうの種は、子どもの笑顔、手伝いの気持ち、「うれしい!」のひとことなどを指します。小さなありがとうを「くれている」のに、「くれない」に飲み込まれてしまうのです。
「くれない病」を治すコツは、「してもらっている」に目を向けられるよう、心の練習をすること。
まずは、寝る前に「今日ありがたかったこと」を三つ思い出してみましょう。
「子どもが笑顔だった」「お天気がよかった」「家事を代わってくれた」など、その日のできごとに“ありがとう”の気持ちが持てたら、花丸です。
そして、もうひとつ大切なのは、「今日もよく頑張ったね」と、自分自身をほめてあげること。
私が大切にしている「自画自賛力」です。
「頑張った」という一言で、自分の心をやわらかく包みましょう。

▲秋のお散歩
「くれない病」は頑張っているからこそかかるものです。
まずは気がつくところから、向き合いましょう。
みなさん、この秋もえいえいおー!
