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【ふくまむフレンズ】あなたも大泥棒に?!~福井県立美術館で絵本の世界へ没入体験~

0_表紙

取材ライター
ふくまむフレンズ 絵本講師こんどうさとみ

こんどうさとみ 

NPO法人絵本で子育てセンター認定 絵本講師 元エンゼルランドふくい職員 福井県認定子育てマイスター 小学生男児2人のママ 家庭内蔵書2000冊(うち絵本700冊) 着々と増え続ける本たちをどうしようか目下悩み中。

現在、福井県立美術館で開催中の特別企画展【大どろぼうの家】

みなさんはもう行かれましたか?

▶公式ホームページはこちらから

ようこそ大どろぼうの家へ写真

こちらの展示、それは多くの作品がちりばめられており

「知っている作品が多いと、見た後の満足感がすごく上がるだろうなあ」

と思ったので今回はいくつか絵本を紹介しつつ、展示を少しご紹介させていただきます。

展示内容を知らずに見に行きたいという方は、見に行った後にまたこの記事に戻ってきて「そうそう!これ良かったよね」と共感してください♪

『大どろぼうの家』

2_大どろぼうの家

草刈大介  著、永岡綾  著[ブルーシープ  ]

今回の「大どろぼうの家」展にあわせて刊行された公式アートブック。

行く前に読んでおくと「本の世界だぁ!!」とワクワクが止まらなくなること間違いなし!本の内容自体も、大どろぼうとしての哲学や美しいものへの憧憬なんかを感じさせてくれる言葉たちがちりばめられていて、この本自体が宝物のようだなと思わせてくれます。

行く前に読んでも行った後に読んでも楽しめるので、ぜひ見に行く予定の方は一度手に取ってみてください。

スタンプラリー

中ではスタンプラリーが開催されており、小さいお子さんも楽しめる作りになってます。

『よるくま』

4_よるくま

酒井駒子 作[偕成社]

ベッドに入った坊やが語る昨日の夜のこと。ぼくのところにやってきたくまの子「よるくま」と「よるくまのママ」を探しに行くぼくの一夜のお話。

自分より幼い「よるくま」を助けてあげたいという「ぼく」の優しさが、穏やかな語り口で書かれていてまっすぐ胸に届きます。

5_よるくま展示

この『よるくま』のお話の可愛さを知っていると、こちらの展示で「あー!」と思わず叫びたくなります(笑)
続編に『よるくまクリスマスまえのよる』もありますのでそちらも12月のこの時期にオススメ。

「銀の庭」は個人的に一番グッと来た展示。
谷川俊太郎さん関連の展示なのですが、宇宙空間にぽつりと取り残されたような寂しさも感じられ、『二十億光年の孤独』を知っていればより深く詩の世界に入り込めるはず。

『にじゅうおくこうねんのこどく 』

6_にじゅうおくこうねんのこどく

谷川俊太郎 詩、塚元やすし 絵[小学館]

宇宙にぽっかりと浮かぶ地球を通して現代に生きる我々が抱える自らの【孤独】についても考えさせられます。その世界観を見事に絵本に昇華した塚本氏の圧巻の絵力が素晴らしい一冊。

トリコロールの部屋

大人気絵本作家ヨシタケシンスケさんの原画が贅沢に展示されているお部屋も。

『まだ大どろぼうになっていないあなたへ』

『まだ大どろぼうになっていないあなたへ』

ヨシタケシンスケ 作[ブルーシープ]

「本当のあなた」になるために。あなたが目指すべきは、大どろぼうです。

こちらの絵本も今回の企画に合わせて作られた絵本!
ヨシタケシンスケさんが誘拐されている間に書かれた絵本というコンセプトなので、展示を見た後に読むと「これがあのときの……」という気持ちで読めるというオイシイ仕掛け♪
 

《特別企画展「大どろぼうの家」》
会場:福井県立美術館 福井県福井市文京3丁目16-1
会期:令和7年11月22日(土)~令和8年1月12日(月・祝)
開催時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)  
料金:当日券(会期中、展覧会場の発券売場にて販売、現金のみ):一般1,400円、高校生900円、中小生600円  
問合せ:TEL:0776-25-0452(一般受付・利用サービス室)
公式ホームページ

「ふく育」サイトでは、福井新聞社の子育て応援プロジェクト「ふくまむ」の仲間たち「ふくまむフレンズ」による子育て特集記事をお届けします。どうぞお楽しみに!
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