【ふくまむフレンズ】〝人のことが気になってしまう〟ときに思い出してほしいこと | ふく育ポータルサイト

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【ふくまむフレンズ】〝人のことが気になってしまう〟ときに思い出してほしいこと

手と手と手

取材ライター
ふくまむフレンズ 公認心理師 やしろ恵利

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ひとり親で2人の娘を育てており、『愛情をどれだけ渡せるか』『心をふかふかにできるか』をテーマに向き合っています。お空にもう1人娘がいます。公認心理師として、自身のルームでの活動に加え、福井愛育病院・福井県公立学校スクールカウンセラー・ふくいICT中央高等学院やTeen's Roadフリースクールカウンセラーなどに就いています。

今年も残り少なくなってきました。子どものこと、家のこと、自分のこと…毎日たくさんのことを抱えながら過ごしてきた方が多いのではないでしょうか。よく頑張りましたね、お疲れ様です。

黄色のじゅうたん

「羨ましい」「いいな」「どうして私はできないんだろう」。心身がちょっぴり疲れると、人と自分を比べてしまうことがあります。私自身も、子どもが小さいころは、よく比べていたなぁと感じています。

空の写真
▲大好きな空

そこで、今回のテーマは「人のことが気になってしまう」についてです。

産後は特に、心も体も不安定になりやすく「私、ちゃんとできていないのかな」「比べてしまって勝手に落ち込んだり…」「相手の何気ない一言に心が揺れたり…」など、自分では気づかないうちに周りに振り回されやすい状態になっていることがあります。

ハートの雲
▲12月初めに空に見つけたハート

例えば、私はもともと外出が得意ではなく、人の多い場所に行くのも気後れしてしまうタイプです。そのため、娘たちを色々な場所へ連れて行くことが、なかなかできませんでした。

「連れて行ってあげられないのは、私が悪い…」そんなふうに自分を責めながら、SNSで知り合いが楽しそうに旅行している投稿を見ると胸がチクッとして、羨ましい気持ちが湧いてきたりしました。

ありがたくお誘いをいただいても、気持ちが追いつかずお断りしてしまい、「また断っちゃった…」と落ち込むことも。「〇〇ちゃんはいいくつも習い事をしているのに…」「みんなちゃんとやれているように見える」。比べれば比べるほど、取り残されているような気持ちになっていました。

出かけたら楽しい
▲出かけたら楽しい

カウンセラーとして多くのママのお話を聴く中で、そして、自分自身の経験を振り返る中で、はっきりと思うことがあります。

ほかの人を気にしてしまうのは、「自分や子どもを大切にしたい」という気持ちが強い証拠だ、ということです。

怠けているからでも、弱いからでもありません。外にたくさん出かける子育てもあれば、おうち中心でじっくり向き合う子育てもあります。「できていないこと」ではなく、「今できていること」に目を向けてみてくださいね。

手と手と手

落ち込むのはつらいですが、年齢や環境が解決することも。

私自身、今年50歳になって娘たちも大きくなり、「人のことを気にしすぎないようにしよう」 という意識の変化がありました。自分の思いを大切にして、素直にシンプルな気持ちでいようと思いながら過ごしています。

今日、子どもに声をかけたこと。一緒に笑ったこと。抱きしめたこと。それだけで、十分すぎるほどです。

もし今、人と比べて苦しくなっているママがいたら、思い出してほしいことがあります。それは、あなたの子育てには、あなたにしかできない“かたち”があるということです。自分に拍手して、ハグしてあげてくださいね。

さぁ、今日も「えいえいおー」です。

今年度の「ふく育」サイトでは、福井新聞社の子育て応援プロジェクト「ふくまむ」の仲間たち「ふくまむフレンズ」による子育て特集記事をお届けします。どうぞお楽しみに!
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