【ふくまむフレンズ】いざ!受験生! 親としての過ごし方は?

取材ライター
ふくまむフレンズ 公認心理師 やしろ恵利
新年度を迎え、はや一か月。今回はカウンセラーの目線から、お子さんが受験生となったみなさんに向けた「親としての過ごし方」をご紹介してみようと思います。
実は私自身も、三女が今年高校3年生になりました。
ちょっとだけ〝娘自慢〟をしますと、探求したいことに努力できるところ、人への思いやりがあるところなど、親から見ても尊敬できる部分がたくさんあり、近ごろは大人同士のような会話もできるようになってきました。
ただ、受験期になると、親として――。
- ・言わない方がいいこと
- ・言わなければならないこと
- ・言って〝あげたほうがいい〟こと
が出てきます。
また、両親で「励ます役」と、「時には厳しいことを言う役」をそれぞれ担えるとよいのですが、私はひとり親ということもあり、正直に言うと、なかなか大変です(少しだけ愚痴っちゃいました、笑)。
●「しなさい」を減らそう

まず、ぜひ意識してみてほしいのが、「しなさい」という言葉を減らすこと。
この言葉は、子どもの心の中の意欲(内発的動機づけ)を下げやすいと言われています。
● 親の〝全集中〟は避けて

受験期になると、親は自分のことはそっちのけで、子どものことばかりに目が向きがちになります。「ちゃんとやっているかな」「大丈夫かな」と気になってしまうのは、親として自然なことです。しかし心理学的には、人は「過度に注目される」とプレッシャーを感じやすくなります。いわば“心理的圧”のようなものです。
実際に次女(?)の時を振り返ると、私が全集中で向き合いすぎると、少し苦しそうに見える場面がありました。そこで私は、あえて自分の生活にも意識を向けるようにしています。
今年三女に「お母さんは今年、〇〇をやってみようと思ってるんだ。でももちろん、あなたの受験のこともきちんとみているからね」と伝えたところ、娘は「いいね、そうしてもらえると嬉しい」と言ってくれました。この反応を見て、「ああ、これでいいんだ」と感じました。
●「自分の人生」を親も楽しむ

親が自分の人生を楽しんでいる姿は、子どもにとって安心材料になります。「自分のことで親を苦しめていない」という感覚が、心の余裕につながるからです。
例えば私は、こんな関わりを大切にしています。「目をそらしてあげる」「知らん顔(をしているふり)をしてあげる」「子どもだけではなく『自分』もいたわる」。どれも特別なことではありませんが、意識してやってみるだけで親子の空気は少しやわらかくなります。
受験期は親子ともども、イライラや不安、焦りなど、さまざまな感情が入り混じる時期です。そして、このような時間は人生の中で何度も訪れるものではありません。だからこそ、「大変な時間」でもありながら、「かけがえのない時間」でもあるのだと思います。
「完璧な関わり方を目指さなくて大丈夫」だと私自身セルフトーク(自己会話)=自分に言い聞かせています。
自分にも少し優しくしながら、「私たちらしい関わり方」で親子の時間を過ごしていけたらいいですね。この経験は受験期だけでなく、これから迎えるいろいろな場面で使えますよ。みなさん、今年度もえりさんは応援していますよ。
えいえいおー!
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